Shopify の決済方法に楽天Pay を追加する方法を徹底解説!
目次
はじめに
今回の記事では、Shopify の決済方法に楽天 Pay を追加するメリット、デメリットとその方法を解説していきます。
Shopify の決済方法である楽天 Pay について、しっかり理解していきましょう!
楽天 Pay とは
楽天 Pay は、楽天会員専用の便利な決済サービスで、スマートフォン決済やオンライン決済が手軽に行えます。実店舗を運営する方々は、端末を通じて迅速に支払い処理を完了できるため、顧客が待たされる時間を大幅に短縮できます。また、オンライン決済機能も提供しているため、Shopify でオンラインショップを運営している事業者にとっても、楽天 Pay の利用が大変おすすめです。
Shopify に楽天 Pay を導入するメリット
決済が簡単
楽天 Pay の主な魅力の一つは、スマートフォン決済とオンライン決済の双方に対応していることから、決済プロセスが非常に簡単な点にあります。この手軽さが利用者数を伸ばす大きな理由となっています。
特に、楽天市場での買い物においては、楽天会員に登録された名前、配送先住所、クレジットカード情報を利用できるため、楽天 ID とパスワードだけで瞬時に買い物が完了します。
楽天ポイントが貯まる
楽天 Pay を使うと、200 円ごとに 3 ポイントが貯まります。さらに、会員ランクによってはこれ以上のポイントが貯まる場合もあります。これら貯まったポイントは、楽天 Pay での支払いに利用できます。このポイントを貯めて利用するサイクルは、楽天会員数の増加に大きく寄与しています。
楽天 Pay で注文時に決済を行うことにより、顧客は楽天ポイントを効率良く貯めたり使ったりすることができます。これは、普段から楽天ポイントを活用しているユーザーにとって、Shopify ストアを選択する大きな動機となります。
カゴ落ち防止
カゴ落ちの主な原因として、顧客がクレジットカード情報を入力することへの抵抗感や、決済方法の選択肢が少ないことがあげられます。
楽天ユーザーには、クレジットカード情報を入力せずに楽天ペイで手軽に支払いを完了したい、または楽天ポイントを貯める目的で楽天ペイを使いたいと思っている人が多くいます。
この点から考えると、Shopify ストアに楽天ペイを取り入れることが、楽天ユーザーの購入途中での脱落を防ぐ手段となりうるでしょう。
Shopify に楽天 Pay を導入するデメリット
コストの増加
Shopify に楽天 Pay を導入する際、コスト増加は避けられないデメリットの一つです。楽天 Pay の利用には、初期費用や月額費用の発生の可能性があり、決済手数料も加算されます。特に、Shopify Payments を使用している場合は、決済手数料だけで済みますが、楽天 Pay は Shopify ペイメント以外の決済方法なので、決済手数料に加えて取引手数料も発生し、二重のコストがかかります。
これによって、ストア側の利益が直接影響を受けるため、コストを抑えたい場合は特に、手数料が低めの決済代行サービスを選ぶことが大切です。また、外部決済サービスの利用に伴う取引手数料は、財務計画の見直しを必要とすることがあるでしょう。
Shopify ストアの運営においては、月額費用やスタッフ人数、さらには決済手数料や取引手数料など、多岐にわたるコストを総合的に検討し、適切なプラン選択が求められます。これらの費用を徹底的に比較し、ストアのニーズに最も合った選択を行うことが、費用対効果の高い運営を実現する鍵となります。
Shopify に楽天 Pay を導入する方法
今回は「KOMOJU」と「SB ペイメント」を使用して Shopify の決済方法に楽天 Pay を追加する方法を解説していきます。
KOMOJU
Shopify で KOMOJU を利用開始するためには、KOMOJU の公式ウェブサイトから申し込む必要があります。KOMOJU および関連する金融機関の審査が完了した後、下記の手順に従ってサービスの有効化を行ってください。
ストア管理画面のサイドバーから「設定」を選択してください。
「決済」を選択してください。
「決済方法を追加」を選択します。
「決済方法で検索」で「楽天ペイ」と検索して、「KOMOJU - 楽天ペイ (Rakuten Pay)」を選択します。
「インストール」をクリックします。
インストールが完了すると KOMOJU のログイン画面に遷移するので、ログイン情報を入力してログインしてください。その後、決済登録の手続きを行ったら、KOMOJU を使用して Shopify の決済方法に楽天 Pay を追加することができます。
費用
初期費用 | 月額費用 | 決済手数料 |
---|---|---|
0 円 | 0 円 | 4.4% |
SB ペイメント
Shopify で SB Payment Service を利用開始するためには、SB Payment Service の公式ウェブサイトに掲載されている URL を通じて申し込む必要があります。SBPS および関連する金融機関の審査が完了した後、下記の手順に従ってサービスの有効化を行ってください。
ストア管理画面のサイドバーから「設定」を選択してください。
「決済」を選択してください。
「決済方法を追加」を選択します。
「決済方法で検索」で楽天 Pay で検索して、「楽天 Pay(オンライン決済) - SBPS」を選択します。
!「楽天 Pay(オンライン決済) - SBPS」を選択
「インストール」をクリックします。
インストールが完了すると以下のような登録画面に遷移します。必須項目を入力して「登録」ボタンをクリックすれば、SB ペイメントを使用して決済方法に楽天 Pay を追加することができます。
費用
初期費用 | 月額費用 | 決済手数料 | 決済サービス利用料率 | トランザクション費 |
---|---|---|---|---|
1000 円 | 1000 円 | 4.0% | 0.50% | 5 円 |
まとめ
この記事では、Shopify ストアに楽天 Pay を追加する際のメリット、デメリット、そしてその導入方法を詳しく解説しました。楽天 Pay は、楽天会員にとって非常に便利な決済サービスであり、スマートフォン決済とオンライン決済の双方を手軽に行える点が大きな魅力です。これにより、決済プロセスを簡単にし、カゴ落ちを防ぐことができます。
しかし、導入にはコスト増加が伴います。初期費用や月額費用、決済手数料といった追加費用が発生する可能性があるため、導入を検討する際にはこれらのコストに注意が必要です。特に、Shopify Payments を利用している場合、楽天 Pay のような外部決済サービスを追加することで、取引手数料などの二重のコストがかかることがあります。
導入方法に関しては、KOMOJU と SB ペイメントを介して楽天 Pay を Shopify の決済方法に追加する手順を紹介しました。それぞれのサービスで異なる費用構造があり、事業者は自身のニーズに合ったサービスを選択する必要があります。
楽天 Pay を Shopify ストアに導入することは、利便性を高め、より多くの顧客を獲得する機会を提供します。しかし、そのメリットを享受するためには、コストと導入プロセスを慎重に検討し、計画的に進めることが重要です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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