
【2025 年】Shopify でサンクスページのカスタマイズ(編集)はできる?画像バナーを表示する方法やおすすめアプリを紹介!
目次
- はじめに
- Shopify サンクスページのカスタマイズ(編集)はできる?
- Shopify サンクスページに画像バナーを設置するメリット・デメリット
- Shopify サンクスページのカスタマイズ方法
- Shopify アプリを使うメリット・デメリット
- おすすめ Shopify アプリ「シンプルサンクスページ編集|お手軽チェックアウト拡張」の紹介
- アプリ導入手順・簡単な使い方
- カスタマイズで活用するアイデア例
- 運用面の注意点
- まとめ
はじめに
2025 年現在、Shopify は世界中で利用されている E コマースプラットフォームの一つとして、その拡張性と柔軟性がますます注目を集めています。ストア運営者の中には、「Shopify サンクスページ カスタマイズ」 や 「Shopify サンクスページ 編集」 といったキーワードに興味を持つ方も多いのではないでしょうか。
購入完了画面(サンクスページ)は、お客様が決済を終えた直後に目にする重要なページです。このページを上手にカスタマイズできれば、追加購入やリピート促進、SNS フォローの誘導など、さまざまなメリットを得ることができます。一方で、Shopify の標準機能だけではサンクスページのデザインや機能を自由に編集するのが難しい面もあるため、工夫が必要です。
本記事では、2025 年版の Shopify サンクスページのカスタマイズ(編集)事情 として、以下のポイントを中心に解説していきます。
- Shopify でサンクスページを編集し、画像バナーなどを表示できるのか
- サンクスページのカスタマイズで得られるメリット・デメリット
- コード編集と Shopify アプリ利用の比較
- おすすめアプリ「シンプルサンクスページ編集|お手軽チェックアウト拡張」の紹介
- アプリを導入する手順と簡単な使用方法
- 実際にカスタマイズを行う際のアイデアや運用上の注意点
サンクスページは「すでに購入したお客様」に対しての接点ですが、そのタイミングこそが ブランディングの強化 や リピート促進 に大きく寄与する可能性があります。ぜひ最後までお読みいただき、ストア運営に役立ててください。
Shopify サンクスページのカスタマイズ(編集)はできる?
まず結論からいうと、Shopify のサンクスページを完全に自由に編集するのは難しい というのが現状です。特に Shopify Plus 未満のプランでは、標準機能でサンクスページのレイアウトや機能を細かく調整することはできません。
Shopify Plus なら「Checkout.liquid」の編集が可能
Shopify Plus プランでは、テーマコード内の checkout.liquid
にアクセスできるため、チェックアウト画面やサンクスページの大幅なカスタマイズが可能です。具体的には、決済ページのデザインを変えたり、特定のスクリプトを挿入したり、購入完了画面のレイアウトを独自に組み替えたりできるため、大企業や高額商材を扱うストア では Plus プランにアップグレードするケースもあります。
Shopify Plus 以外のプランではアプリ活用が必須
一方、Shopify Plus 以外のプラン(Basic、Shopify、Advanced)の場合は、サンクスページに自由にコードを挿入する公式サポートがありません。そこで、サードパーティ製アプリ を活用してサンクスページの編集や追加機能を実装するのが一般的です。
画像バナーなどを表示する方法は?
標準ではサンクスページに大きな画像バナーを直接挿入する機能はありません。ただし、Shopify アプリ を利用すれば、バナーやテキスト、ボタンなどを簡単に追加することが可能になります。次のセクションで詳しく解説します。
Shopify サンクスページに画像バナーを設置するメリット・デメリット
サンクスページへバナーを設置する目的としては、追加購入の誘導や SNS 誘導などが考えられますが、その際にはメリット・デメリットも把握しておきましょう。
メリット
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追加販促ができる
サンクスページにクーポン情報や関連商品バナーを表示すれば、「あ、これも欲しかった」 とお客様が思った際に追加購入をうながすことができます。購入直後のお客様は比較的ストアに興味を持っている状態なので、転換率アップにつながる可能性が高いです。 -
SNS フォローやメルマガ登録の促進
商品購入時の満足感が高いタイミングで、Instagram フォロー や メルマガ登録 を案内すれば、将来的なリピート購入やファン化につながりやすくなります。目立つ画像バナーでリンクを設置することで誘導効果を高められます。 -
ブランドイメージの強化
サンクスページにバナーを表示するだけでなく、ブランドストーリー や 世界観 を訴求するデザインを入れ込むと、お客様に強い印象を与えることができます。特にこだわりのあるブランドの場合、その熱量を購入後も伝え続けることが重要です。 -
機会損失の防止
サンクスページに何もカスタマイズを加えていないと、お客様はそのままストアを離脱してしまいがちです。せっかくの接点を活用しないのは 「もったいない」 と言えます。画像バナーを置くだけでも、何かしらの行動を起こすきっかけを提供できるのです。
デメリット
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過剰な装飾で逆効果になる可能性
サンクスページに過度な情報を詰め込みすぎると、お客様が混乱したり、ストアの印象が雑多になったりするリスクがあります。目立つ要素を入れる場合は、整理されたデザイン を心がける必要があります。 -
運用コストがかかる
バナーを定期的に更新したり、キャンペーンごとに差し替えたりする場合は、それなりの作業リソースを要します。放置すると古い情報が残ってしまい、お客様の信頼を損ねるおそれがあるので、運用体制 を考慮することが重要です。 -
ページ読み込み速度への影響
高画質の画像をバナーとして読み込むと、サンクスページの表示速度が遅くなる可能性があります。ページ遷移の多いチェックアウトフローでのパフォーマンス低下は、ユーザーエクスペリエンス にマイナスの影響を与えるため、最適化が求められます。 -
全てのプランで自由に編集できるわけではない
Shopify Plus 以外のプランの場合は、サンクスページを直接コード編集することができないため、アプリなどの外部ツールに依存します。アプリ同士が干渉して不具合を起こす場合もあるので、ツール選定 は慎重に行う必要があります。
Shopify サンクスページのカスタマイズ方法
サンクスページをカスタマイズするには、Shopify Plus の checkout.liquid
編集か、Shopify アプリの活用 がメインとなります。それぞれの方法を簡単に整理しましょう。
コードを直接編集する(Shopify Plus 限定)
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メリット
- 完全自由なカスタマイズができる
- バナーの表示場所やサイズ、動的なスクリプトなど、あらゆる要望に対応可能
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デメリット
- Shopify Plus の高額な費用が必要
- コーディングスキルやメンテナンス工数がかかる
- テーマアップデート時の競合リスクがある
Shopify アプリを活用する
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メリット
- コーディング不要のため初心者でも扱いやすい
- バナー設置やテキスト表示などの機能を GUI で設定できる
- 低コストまたは無料のアプリもある
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デメリット
- アプリごとに対応しているデザインや機能が異なる
- アプリを入れすぎると管理が煩雑になりやすい
- 読み込み速度や他アプリとの相性に注意が必要
Shopify アプリを使うメリット・デメリット
サンクスページを編集・カスタマイズする場合、多くのストアがアプリを利用しています。そこで、改めて 「アプリを使うメリット・デメリット」 を整理してみましょう。
アプリを使うメリット
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ノーコードで導入が可能
テーマコードをいじらなくても、管理画面上の設定だけでサンクスページに追加要素を表示できます。プログラミングの知識がない方でも気軽に始められるのが最大の利点です。 -
複数機能を一元管理できる
バナー設置だけでなく、注文データの活用やサンクスメールとの連携など、サンクスページ周りの様々な機能をまとめて管理できるアプリも存在します。一つの管理画面に集約されることで、運用がしやすくなります。 -
アプリ開発者のサポートを受けられる
国産アプリであれば、日本語サポートを受けられる場合が多く、問題発生時や不明点などを気軽に問い合わせできます。エラー対応や設定サポート が手厚いのは大きなメリットです。 -
コストが比較的抑えられる
Shopify Plus にアップグレードする費用と比べれば、アプリ利用料は格段に安いことがほとんどです。小規模~中規模のストアにとっては、最も現実的な選択肢と言えます。
アプリを使うデメリット
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アプリ利用料が発生する場合がある
完全無料のアプリもありますが、機能が限定的であったり、サポートが手薄であったりするケースが多いです。高機能アプリを求めると、毎月のランニングコストがかかる点は要注意です。 -
アプリ同士の競合リスク
既に他のアプリを複数導入している場合、スクリプトの競合やレイアウトの崩れが起こることがあります。テスト環境などで事前検証を行う、あるいはしっかりとサポートを受けることが大切です。 -
デザインの自由度が制限されることもある
アプリ側で用意されたテンプレートや設定項目を超えたカスタマイズはできない場合があります。細部の調整や独自演出には対応できないこともあるため、デモやスクリーンショット を確認しながら導入を検討しましょう。 -
バグやアップデートによる不具合
アプリがアップデートされたタイミングで不具合が発生したり、Shopify の仕様変更によって動作に影響が出たりする可能性があります。アプリを選ぶ際は、開発元の信頼度やサポート体制をチェックしましょう。
おすすめ Shopify アプリ「シンプルサンクスページ編集|お手軽チェックアウト拡張」の紹介
ここからは、サンクスページ編集に役立つおすすめアプリとして、「シンプルサンクスページ編集|お手軽チェックアウト拡張」 をご紹介します。
アプリの特徴・機能
このアプリは、国産アプリ かつ シンプルな設定画面 で使いやすいと評判で、以下のような特徴があります。
- ノーコードで画像バナーやテキストを追加
Shopify Plus 以外のプランでも、サンクスページ上にバナーやボタン、SNS リンクなどを柔軟に設置可能。 - 日本語サポートが充実
設定に困ったときに問い合わせしやすく、細かいカスタマイズ相談にも対応してもらえる場合があります。 - 軽量設計でストアの表示速度を極力損なわない
決済フローやサンクスページはユーザー体験上重要な箇所なので、速度面にも配慮が行き届いているのは嬉しいポイントです。 - 直感的な管理画面
バナー画像のアップロードやリンク先の指定、表示位置の微調整などを分かりやすい UI で操作できるため、HTML・CSS が苦手な方でもスムーズに設定できます。
アプリ導入手順・簡単な使い方
以下では、実際に「シンプルサンクスページ編集|お手軽チェックアウト拡張」を Shopify ストアにインストールして使い始めるまでの大まかな流れを紹介します。
詳細な手順は、公式のご利用ガイド(https://unreact.jp/shopify-apps/sa-007-ur-thanks-editor/guide)もあわせてご参照ください。
1. アプリのインストール
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Shopify アプリストア へアクセスし、「シンプルサンクスページ編集|お手軽チェックアウト拡張」を検索します。もしくはこちらから直接アクセスします。
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アプリの詳細ページに移動し、「インストール」ボタンをクリックします。
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Shopify 管理画面で権限確認の画面が出てきますので、問題なければそのまま進み、インストールを完了します。
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アプリの管理画面が表示されれば、インストールは完了です。
2. アプリの初期設定
アプリの機能を有効化するための初期設定を行っていきます。アプリ管理画面のダッシュボードに初期設定の説明があるので、ステップに従い初期設定を進めていきます。
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まず、「ステップ 1」でサンクスページ設定画面を開きます。Shopify 管理画面のサンクスページ設定に移動し、アプリの画像セクションを追加してください。サンクスページ設定画面は「テーマをプレビュー」ボタンをクリックすることで開くことができます。
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テーマカスタマイズ画面左上の「アプリ」をクリックし、「シンプルサンクスページ編集|お手軽チェックアウト拡張」を追加してください。
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ダッシュボードに表示されている「アプリ挿入後の状態」と同じようになるように、セクションを追加してください。
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「保存」ボタンで変更を保存してください。
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アプリのダッシュボードに戻り、「ステップ 2」でアプリ機能を有効化してください。有効化に設定されている場合のみ、チェックアウト画面でバナー画像が表示されます。
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以上でアプリの初期設定は完了です。
3. サンクスページ設定
「シンプルサンクスページ編集|お手軽チェックアウト拡張」では、実際にサンクスページ設定を追加してみます。
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ダッシュボードの下部にある「サンクスページ設定を追加」ボタンをクリックします。
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サンクスページ設定作成画面に移動します。
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「設定名」を入力します。設定名は、管理用の名称で顧客には表示されません。
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「公開状態」を選択します。「公開」で保存したものが、実際にストアのサンクスページで表示されます。
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画面内の「+ボタン」の位置にバナー画像を挿入することができます。バナーを挿入したい箇所をクリックしてください。
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バナー画像を設定するためのダイアログが表示されます。「画像の公開状態」「画像」「バナーの遷移先 URL」を設定することができます。
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画像を設定したら、以下のように設定した画像と公開状態が確認できます。
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「保存する」ボタンで、設定を保存します。「公開状態」が「公開」になっている場合、即時で反映されるので注意してください。
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保存が完了すると、ダッシュボードにサンクスページ設定が表示されるようになります。この一覧から設置を編集したり、削除したりすることもできます。
4. プレビューと確認
- Shopify の注文テスト機能を利用してサンクスページを確認します。
- 思った通りに画像やテキストが表示されているか、スマホ表示でレイアウトが崩れていないかチェックしましょう。
5. 公開後の運用
- 新商品の発売やセール開催に合わせてバナーを切り替えるなど、定期的なメンテナンス を行うことで、サンクスページを常に新鮮な情報発信の場として活用できます。
- 表示するバナーが多すぎるとページが煩雑になるので、1〜2 枚程度 にとどめておくのが無難です。キャンペーン告知と SNS 誘導など、目的を絞り込んだ運用がおすすめです。
カスタマイズで活用するアイデア例
アプリを使ってサンクスページにバナーを設置するだけでなく、より効果的に活用できるアイデアをいくつかご紹介します。
クーポンコードの表示
- 次回購入時に使える割引クーポン をバナーやテキストで提示し、リピートを促進します。
- 「またのご来店をお待ちしています!」など一言添えると、顧客ロイヤルティが高まりやすくなります。
SNS キャンペーンの告知
- Instagram や Twitter など、主要な SNS アカウントをフォローしてもらうためのバナーを設置します。
- フォロー後に限定クーポンを配布するなどの SNS 連動キャンペーン を実施すれば、ストアへのリピートやファン化を促せます。
友達紹介キャンペーン
- 購入後のタイミングで、友達紹介リンクをバナーでアピールする方法も有効です。
- 「お友達紹介で〇〇円 OFF」や「紹介された方も 10% 割引」などのオファーを設定しておくと、自然な口コミ拡散が期待できます。
動画コンテンツの埋め込み
- アプリによっては、画像だけでなく YouTube 動画 や Vimeo 動画 などを表示できる場合もあります。
- 商品の使い方を紹介する動画や、ブランドストーリーを語る動画を埋め込めば、購入後の ブランド理解 を深めてもらえます。
運用面の注意点
過剰カスタマイズによる離脱リスク
サンクスページは購入直後の画面であるため、あまりに押しつけがましい宣伝やポップアップを乱立させると、お客様の満足感を損なう恐れがあります。バナーや誘導要素を入れる場合も、適度なシンプルさ を意識しましょう。
画像最適化で表示速度を確保
高解像度のバナー画像をそのまま使用すると、サンクスページの読み込みが遅くなる原因となります。WebP や JPEG 圧縮、Lazy Load などを活用し、ページパフォーマンスを重視することが大切です。
アプリの定期メンテナンス
アプリ開発者によるアップデートが入ると、設定項目が変わったり不具合が発生したりする場合があります。アプリの変更履歴やサポート情報をこまめにチェックし、アップデート直後にはテスト注文でサンクスページを再確認 するなどのメンテナンス作業を行いましょう。
KPI のモニタリング
サンクスページに設置したバナー経由でどれだけ追加購入や SNS フォローがあったのか、定量的な効果測定 を行うことも忘れずに。Google アナリティクスや Shopify のレポート機能で、クリック率や購入率を追跡し、改善ポイントを洗い出していくとより高い効果を狙えます。
まとめ
Shopify ストアのサンクスページは、購入完了後のお客様との 「最後の接点」 であると同時に、ブランドロイヤルティを高める 「新たなスタート地点」 でもあります。標準機能だけでは編集が難しい部分もありますが、Shopify アプリ を活用すれば画像バナーやテキスト、クーポンなどを柔軟に追加して、リピート促進やブランドイメージの強化につなげることが可能です。
- Shopify Plus なら
checkout.liquid
編集で自由度が高い - Shopify Plus 以外 のプランでも、アプリで比較的簡単にカスタマイズが可能
- 過度な装飾を避け、適度なバナーや訴求文を表示
- 定期的なバナー更新や効果測定が重要
特に、「シンプルサンクスページ編集|お手軽チェックアウト拡張」 のような国産アプリは、日本語サポートが手厚く初めての方でも導入しやすいのが魅力です。運用コストやストアのデザイン方針を踏まえて、最適なカスタマイズ方法 を見つけましょう。
2025 年以降、EC 市場はますます競争が激化すると予想されます。サンクスページのカスタマイズを通じて、お客様とのコミュニケーションを強化し、リピーターを増やす仕組みを整えていきましょう。あなたのストア運営がますます発展することを願っています!
最後まで読んでいただきありがとうございました!