Shopifyで会員ランクを実現する2つの方法を紹介
目次
はじめに
Shopify ストアを運営する中で、顧客ロイヤルティを高め、リピーターを増やすことは非常に重要です。そのための有効な手段の一つが「会員ランク制度」の導入です。会員ランク制度を活用することで、購入金額や回数に応じた特典を提供し、顧客に特別感を与えることができます。
この記事では、Shopify で会員ランク制度を簡単に実現する 2 つの方法を紹介します。これらの方法を活用することで、顧客管理を効率化し、リピーターを増やす効果的な戦略を構築できるでしょう。初めての導入にも役立つ具体的な方法とアプリをチェックしてみてください。
以下の記事を参考にしています。
- Shopify に会員ランク・特定の顧客に対しての限定販売を導入する方法を調査してみた
- Shopify のおすすめ会員ランクアプリを紹介
- Shopify で会員ランクを設定する方法を考察
- Shopify で会員ランクを実現できるアプリを徹底解説|メリット・デメリットまで解説
- Shopify で会員ランクを実現できるアプリを 2 つ紹介
- Shopify に会員ランク機能を導入して自動で顧客タグを付与できるアプリについて徹底解説|ご利用ガイド
Shopify で会員ランクを実現する方法
Shopify で会員ランクを導入する際には、いくつかの方法がありますが、特に効率的な 2 つの方法をご紹介します。それが、アプリを活用する方法と、Shopify Flow を活用する方法です。これらの方法を使えば、顧客の購入履歴や行動データに基づいて自動的に会員ランクを設定し、特典や割引を提供することが可能になります。
では、それぞれ見ていきましょう。
アプリで会員ランクを実現する方法
今回は、会員ランクを実現できるおすすめの Shopify アプリとして、「シンプル会員ランク|お手軽顧客タグ付け」 を紹介いたします。
シンプル会員ランク|お手軽顧客タグ付け
「シンプル会員ランク|お手軽顧客タグ付け」は、日本製の会員ランク管理アプリで、Shopify ストアに自動で顧客タグを付与し、簡単に会員ランク制度を実現できるツールです。特に、日本語対応のサポートがあるため、日本国内のストア運営者にとって非常に利用しやすいのが特徴です。
アプリの特徴
以下はアプリの特徴です。
会員ランク設定は簡単 2STEP!
会員ランク設定は簡単 2STEP です。
ランク保存時に条件を満たす顧客に自動でタグを追加!
ランク保存時に条件を満たす顧客に自動でタグを追加できます。
ダッシュボードでランク別の顧客数を確認できる!
ダッシュボードでランク別の顧客数を確認できます。
注文時に顧客が条件を達成した場合に自動でランクを管理!
注文時に顧客が条件を達成した場合に自動でランクを管理できます。
アカウントページにタグを表示できる!
アカウントページにタグを表示できます。
1 クリックでテーマに追加できる!
1 クリックでテーマに追加できます。
アプリのインストール
アプリのインストールを行います。下記のリンクにアクセスしてください。
以下のページに遷移します。「インストール」ボタンをクリックしてください。
インストールが完了したら、以下の管理画面に遷移します。
会員ランクを設定
会員ランクを設定を行います。
まず、条件タイプの設定を行います。設定された条件を満たす顧客にタグが付与されます。
今回は、「注文金額の合計」を条件タイプに選択します。
次に、会員ランク条件設定を行います。「会員ランクを追加」ボタンをクリックしてください。
以下のポップアップが表示されますので、「ランク名」に「VIP」と入力してください。
ランク条件入力欄には、「1000」と入力してください。
入力が完了したら、右下の「会員ランクを追加する」ボタンをクリックしてください。
最後に、作成した会員ランクを保存しましょう。
保存が完了したら、作成した会員ランクが「会員ランク設定」ページに表示されます。
テーマに会員ランク表示機能を追加
管理画面のサイドバーの「設定」をクリックして「設定」ページに移動してください。
会員ランク表示機能を追加したいテーマを選択し、「テーマに保存」ボタンをクリックしてください。
以下のように、テーマにアプリが追加されます。
忘れないように、右上の「保存する」ボタンをクリックしてください。
以下のように、条件を満たす顧客アカウントページで「VIP」タグが表示されます。
他にも見た目のカスタイマイズや会員ランクの管理など様々な機能があります。
興味がある方は以下の公式ご利用ガイドも合わせてご確認ください。
Shopify に会員ランク機能を導入して自動で顧客タグを付与できるアプリについて徹底解説|ご利用ガイド
Shopify Flow で会員ランクを実現する方法
次に、Shopify Flow で会員ランク(顧客へのタグ付け機能)を実現する方法を解説していきます。
Shopify Flow は、EC サイトを運営する上で発生するさまざまな業務を自動化できるアプリです。Flow を使えば、コードを書かなくても独自のワークフローを簡単に作成できます。
アプリのインストール
それでは、アプリのインストールを行います。以下のリンクにアクセスしてください。
「インストール」ボタンをクリックしてください。
アプリのインストールが完了したら、以下の管理画面に遷移します。
ワークフローの作成
ワークフローとは、事前に設定した EC サイト上での行動をトリガーに、様々なアクションを自動で行ってくれる流れのことです。
今回は、一例として累計購入金額が 1 万円以上の条件を満たす顧客に対して、商品購入時に「シルバー」というタグを付与するというものを行います。
今回のワークフロー作成の手順は以下のとおりです。
1. トリガーの設定
2. 条件の設定
3. アクションの設定
それでは頑張っていきましょう。
まず、「ワークフローを作成」ボタンをクリックしてください。
以下の画面に遷移します。
1. トリガーの設定
まず、トリガーを設定していきます。トリガーとはワークフローを開始するイベントのことです。具体的には、「Collection created」(コレクション作成時ワークフローが開始)などがあります。
「トリガーを選択」をクリックしてください。
以下の画面に移ります。今回は、「Order created」(商品購入時に実行されるイベント)というトリガーをクリックします。
これでトリガーの設定は完了です。
2. 条件の設定
次に条件の設定を行います。アクションを実行するための条件を設定します。今回は、「累計購入金額が 1 万円以上を」という条件を設定します。
「Order created」の右下の「+」をクリックして、「条件」をクリックしてください。
以下の画面に遷移します。「変数を追加」をクリックしてください。
「Customer > amountSpent > amount」をクリックしてください。
Amount 入力欄で「次のもの以上」を選択してください。
Amount 入力欄に「10000」と入力してください。
「変更を適用」をクリックしてください。
3. アクションの設定
次にアクションの設定を行います。アクションとは、Shopify ストアやアプリで変更を行い、ワークフローのデータに影響を与えるタスクのことです。
今回で言えば、「顧客にタグを付ける」がアクションに当たります。
「Then」の右の「+」をクリックして、「アクション」を選択してください。
すると以下の画面に遷移します。「Add customer tags」を選択してください。
※「Add customer tags」とは、顧客タグの追加のことを指します。
Tags 入力欄に「シルバー」と入力してください。
ここまで完了したら、「変更を適用」をクリックしてください。
顧客が商品を購入した際に、その顧客の累計購入額が 10000 円以上だったら以下のように「シルバー」というタグが付きます。
終わりに
Shopify で会員ランクを導入することは、顧客ロイヤルティを高め、リピーターを増やすための効果的な戦略です。今回紹介した 2 つの方法、アプリを活用する方法とShopify Flow を使った自動化は、それぞれ異なるニーズに応じた柔軟な解決策を提供します。
本記事を参考にあなたのストアに会員ランクを導入しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考記事
以下の記事を参考にしています。