Shopifyの「タグ」について徹底解説！

Shopify でのタグの活用は、EC サイトの運営にとって必要不可欠です。
このブログでは、Shopify のタグについて、基本的な内容から活用方法に至るまで詳しく解説していきます。

タグとは?
- 主なタグ
- その他のタグ
タグを付ける方法
- 手動でタグを付ける
- 条件に沿って自動的にタグを付与する
タグの活用方法
タグの活用にベストな Shopify アプリ
- 1. シンプル会員ランク
- 2. シンプル VIP プログラム
終わりに

タグとは?

Shopify のタグは商品や顧客などを分類し、管理するためのラベルのことです。
特定の特徴や属性ごとに商品や顧客などをまとめて管理したり、タグごとにアクションや設定を適用することができます。

主なタグ

商品タグ

商品タグは、商品の特徴やカテゴリーを表すために使われます。たとえば、色、サイズ、スタイルなどによって商品を分類し、商品ごとにまとめて管理することができます。商品タグを活用することで在庫管理やコレクションの自動作成、メニューを作成する際の絞り込みなどに使用できます。

顧客タグ

顧客タグは、顧客の購買行動や好み、会員ランクなどに基づいて顧客を分類できます。顧客分析や満足度向上などに役立ちます。

その他のタグ

他にも「仕入れ」、「ブログ記事」、「Order」、「下書き注文」にもタグが存在し、タグごとにアクションや設定を適用できます。

タグを付ける方法

手動でタグを付ける

商品タグを例にタグを付ける方法を説明します。

Shopify で、特定の商品、仕入れ、お客様、ブログ記事、注文、または下書き注文の詳細ページを開きます。

顧客タグの付与方法

タグセクションで、追加するタグ名を入力するか、既存のタグのリストから選択します。新しいタグ名を入力すると、そのタグが自動的に作成され、今後セクションで使用できるようになります。

タグの入力

[ 保存 ] をクリックすると、タグが設定されます。

条件に沿って自動的にタグを付与する

Shopify 標準の無料アプリである Shopify Flow を使うとタグ付けを自動化することができます。 Shopify Flow の具体的な使い方についてはこちらの記事では解説しないので、他の方が書いた記事を参考に勉強してみてください。

タグの活用方法

タグは付与するだけでは機能が限られていますが、Shopify アプリを使うと、タグの付与を自動化できたり、タグを持つ顧客に対する機能を追加したりできます。

タグの活用にベストな Shopify アプリ

アプリを使うことでタグ機能の幅が格段に広がります。
タグ関連で Shopify の機能を飛躍的に向上させるアプリを紹介します。

1. シンプル会員ランク

シンプル会員ランク

会員ランクアプリとは、EC サイトやオンラインストアで、顧客の購入履歴や利用状況に応じて異なるランクを設定する機能です。このシステムにより、顧客管理が簡単になり、煩雑なデータを扱う必要がなくなります。
もともと Shopify では顧客それぞれに対して手動でタグを付与する必要があったり、タグ付けを自動化するために専門的な知識が必要ですが、
シンプル会員ランクを使用すると直感的な操作で簡単に顧客へのタグ付けを自動化できます。

主な機能

注文金額や購入回数に応じた顧客へ、自動でタグ付けする機能を導入できます。

条件タイプ（注文金額合計 or 注文回数）を選択し、会員ランク条件を設定するだけで会員ランクを簡単に実現できます。会員ランク保存時に条件を満たす顧客に自動でタグを追加できます。顧客をランクによって分ける事によって、上位のランクでしか購入できない商品ページを用意したりできます。ポイントアプリなどと組み合わせると更に活用の幅が広がります。

ランクによるタグ付け条件の例)

注文回数	ランク	特典
0~2 回	→ ブロンズ	なし
3~5 回	→ シルバー	送料 100 円オフ
5 回以上	→ ゴールド	全品送料無料

料金設定

月額は$9.99 で、7 日間の無料体験期間があります。開発ストアであれば無期限で全機能が無料で利用できます。

使用方法

シンプル会員ランクを使用するには、まず Shopify App Store からアプリをダウンロードする必要があります。
こちらからダウンロードできます

「インストール」ボタンをクリックしてストアサイトにアプリを追加します。
シンプル会員ランクのインストール画面

[ インストール ]ボタンを押すと Shopify の管理画面に移動します。右上の[ アプリをインストール ]ボタンをクリックすることで、アプリをインストールできます。
アプリのインストール

アプリをインストールできたら、まずは会員ランクを設定します。[ ダッシュボード ]ページの[ 会員ランクを設定 ]をクリックして設定ページに移動します。
アプリのダッシュボード

会員ランク設定では、条件タイプ設定・会員ランク条件設定をします。会員ランク設定時に設定された条件を満たす顧客にタグが自動で付与できます。
会員ランク設定画面

[ 条件タイプ ]セクションでは「注文金額」か「注文回数」どちらの条件でタグを付与するかを選択できます。
条件タイプの設定

[ 会員ランク付与 ]セクションでは、会員ランク条件を設定します。ここで付与するタグ名や詳細なランク条件を設定します。設定が終わったら右下の[ 会員ランクを追加する ]をクリックすることでタグ付けの自動化条件を設定できます。
会員ランクの追加ダイアログ

会員ランクの設定が完了したら、右下の[ 保存する ]ボタンをクリックします。 保存するボタンを押さないと設定が反映されない ので注意してください。

保存された会員ランクはダッシュボード画面で確認できます。
保存後のダッシュボード

また[ 顧客管理へ ]をクリックすると、そのタグの付いた顧客を確認できます。
[ 顧客管理へ ]をクリックして顧客管理ページへ移動してください。
ダッシュボードの顧客管理へリンク

こちらの画面でタグの付いた顧客の一覧を確認できます。
!Shopify の顧客管理画面

詳細の使用方法はこちらから確認する事ができます。

2. シンプル VIP プログラム

シンプル VIP プログラム

主な機能

VIP 顧客を自動で設定。条件を設定するだけで VIP 顧客を追加できます。
VIP に追加したお客様に限定で商品を販売できます。また、VIP だけでなく任意のタグを持つ顧客に対して限定販売を行うこともできます。

料金設定

月額は$24.99 で、7 日間の無料体験期間があります。開発ストアでは無期限で全機能が無料で利用できます。

使用方法

シンプル VIP プログラムを使用するにはまず Shopify App Store からアプリをインストールする必要があります。

こちらからダウンロードできます

[ インストール ]ボタンをクリックしてストアサイトにアプリを追加します。
シンプル VIP プログラムのインストール画面

右上の[ アプリをインストール ]ボタンをクリックしてアプリをインストールしてください。
アプリをインストールする

すると管理画面が表示されます。
アプリのダッシュボード

アプリをご利用のショップサイトで使用するには、有効化する必要があります。
まず VIP 限定販売機能を有効化します。[ ダッシュボード ]ページの[ アプリを有効化する ]ボタンをクリックして設定ページに移動します。
アプリの有効化バナー

アプリを有効化したいテーマを選択して、[ テーマに追加 ]をクリックすると、選択したテーマに VIP 限定販売機能がインストールされてアプリを有効化できます。
アプリをテーマに追加する

続いて[ 限定販売 ]ページで限定商品の設定します。[ 限定販売設定 ]ページでは限定販売する商品とその商品に紐付けるタグを設定できます。ここで紐づけたタグを持つ顧客（VIP 顧客）のみが、そのページの限定商品を購入できるように設定されます。
アプリの限定販売設定画面
[ 限定販売する商品を選択 ]セクションでは、限定販売する商品を選択します。
限定販売商品を選択する