Shopifyペイメント(Shopify Payment)とは? 〜手数料や他の決済サービスも紹介〜
Shopify ペイメント(Shopify Payment)とは? 〜手数料や他の決済サービスも紹介〜
コロナウイルスの影響もあり自社 EC サイトの需要が高まっています。EC サイトを簡単に構築することができる Shopify は、海外で人気の EC プラットフォームです。最近、日本でも Shopify の導入事例は増えてきています。
実際に、Shopify での EC サイト開設を検討している方は多いと思います。その際に気になるのが、
- Shopify の決済方法にある Shopify ペイメントって何なの?
- Shopfiy ペイメントの手数料はどのくらい?
- Shopify 以外の決済方法も知りたい
と言ったことだと思います。
この記事では、Shopify の運営・構築の業務を行っている株式会社 UnReact が、Shopify ペイメントについて詳しく解説していきます。
【初心者向け】Shopify ペイメントとは?
Shopify ペイメントとは、Shopify 公式の決済方法です。公式の決済方法とだけあって、決済手数料は非常に割安に設定してあります。Shopify を利用しているマーチャント(Shopify の加盟店)のほとんどが Shopify ペイメントを利用しています。
Shopify ペイメントに登録すると、VISA や MasterCard などからの支払いが直接 Shopify を通して可能となります。
Shopify ペイメントで利用できる決済サービスは?
Shopify ペイメントで利用できる決済サービスは、次の 6 種類です。
- VISA
- MasterCard
- AMEX
- Shop Pay
- Apple Pay
- Google Pay
国際ブランドのクレジットカードや、Apple Pay や Google Pay と言った電子決済にも対応しています。
Shop Pay とは、ユーザーが Shopify の店舗で初回購入した際に、クレジットカードなどのデータを保存することで次回以降の購入時にクレジットカード番号などの入力を省略して購入することができる仕組みです。
Shopify ペイメントの手数料は?
Shopify ペイメントの手数料は、次のようになっています。
決済手数料:
- 国内発行のカード:3.25 ~ 3.4%
- 海外発行のカード/AMEX:3.8 ~ 3.9%
振り込み手数料:0 円
初期費用:0 円
Shopify ペイメントでは、決済手数料のみかかります。契約している料金プランによって手数料は変わります。
Shopify の料金プランごとの決済手数料の比較はこちらの記事で詳しくまとめています。
【コスパ最強】Shopify の決済手数料まとめ BASE・STORES と比較
Shopify ペイメントを使うメリットは?
Shopify ペイメントは、多くのマーチャントに使われていますが、そのメリットは何なのでしょうか?
Shopify ペイメントを利用するメリットを挙げてみました。
- 競合サービスの決済手数料と比べ安い
- Shopify ペイメントを有効化するだけで他の決済サービスを使う際の手数料(0.5 ~ 2%)がゼロになる
- 日本円だけではなく、多通貨に対応している
Shopify の決済手数料は、競合サービスである BASE や STORES に比べ安く設定されています。
また、この記事の後半で説明しますが、外部のサービスである PayPal や Amazon Pay などを利用する際の追加手数料がゼロになります。
日本円以外の通貨にもしっかりと対応しているあたり、世界で最もつかわれているサービスであるということがよくわかりますね。
Shopify でオンラインストアを運営するなら Shopify ペイメントは必須の設定です!
Shopify ペイメント以外の決済サービス
Shopify ペイメントでは、主にクレジットカードによる決済を実装することができます。
クレジットカード以外のオンライン決済方法には、Amazon Pay や PayPal などがあります。Shopify では、これらの決済方法も連携させることができます。
ここからは、それぞれの決済方法について紹介していきます。
Amazon Pay
Amazon Pay は、Amazon アカウントを利用して決済ができるサービスです。Amazon に登録しているクレジットカード情報や住所を利用するので、これらの情報入力を省略して商品を購入することができます。
- 対応ブランド:Visa、MasterCard、American Express、JCB
- 対応通貨:日本円
- 決済手数料:4%(デジタルコンテンツ以外)、4.5%(デジタルコンテンツ)
- 振り込み手数料::0 円
上記の決済手数料は、Shopify ペイメントを有効化した状態での手数料です。Shopify ペイメントと併用しない場合は、追加で 2%の手数料が生じます。
PayPal
PayPal は、海外では一般的な決済サービスです。Shopify では、ストアを開設した初期状態から PayPal Express Checkout を利用することができます。海外への展開を考えている方は、必須の決済サービスであると言えます。
- 対応ブランド:Visa、MasterCard、American Express、JCB、銀聯など
- 対応通貨:22 通貨(日本のアカウントで受け取れる通貨)
- 決済手数料:3.6% + 40 円
- 振込手数料:0 円(出金額 5 万円未満は 250 円/件)
Amazon Pay と同様に、上記の決済手数料は、Shopify ペイメントを有効化した状態での手数料です。Shopify ペイメントと併用しない場合は、追加で 2%の手数料が生じます。
KOMOJU
KOMOJU は、Shopify にコンビニ決済や銀行振り込みでの支払い方法を追加できるサービスです。コンビニ決済は、日本では一般的な支払い方法の一つで、クレジットカードを持っていないユーザーも商品を購入することができます。
- 対応ブランド:JCB、Visa、MasterCard、Diners、American Express
- 対応通貨:日本円
- 決済手数料:3.6 ~ 3.85%(クレジットカード)、2.75%(コンビニ支払い・銀行振込)
- 振込手数料:216 円(入金金額が 3 万円未満のときの日本国内への振込手数料・海外送金は 2,500 円)
コンビニ支払いや銀行振込では、手数料が 2.75%となります。また、Pay-easy にも対応しています。
携帯キャリア決済
携帯キャリア決済とは、商品の購入代金を携帯電話料金とまとめて後払いで支払いがでえきるサービスです。Shopify では、携帯キャリア決済も簡単に導入することができます。こちらもクレジットカードを持っていないユーザーにリーチすることができます。
- 対応ブランド:NTT DOCOMO、au、Softbank
- 決済手数料:6.4%、15%(デジタルコンテンツ)
その他の決済方法
Shopify では、ここまでに紹介した決済方法の他にも利用できるサービスがあります。
- Paidy 翌月払い(コンビニ/銀行)
- GMO イプシロン
- SB ペイメントサービス
- 2Checkout
- CyberSource
- BitPay
これらについては、Shopify の公式サイトに詳しく書いてありますのでそちらをご覧ください。
結局どの決済方法がいいの?
Shopify では、様々な種類の決済方法から選ぶことができます。では、どの決済方法を使うと良いのでしょうか?
結論から言うと、どれか一つに絞る必要はありません。Shopify では、自分のショップに合わせて最適な決済方法を組み合わせて利用しましょう。
注意点として、Shopify ペイメントを有効にしていないとその他の決済サービスを使う際に、追加で手数料がかかってしまいます。Shopify ペイメントは、Shopify ストアを運営する方なら必ず便利になると思いますので、導入することをぜひおすすめします。
まとめ
今回は、Shopify ペイメントやその他の決済サービスについて詳しくまとめてみました。
Shopify ペイメントを利用することで、簡単にクレジットカードでの決済を登録することができ、決済手数料も安く抑えることができます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
こちらの記事では決済方法の導入について詳しく解説しています