
【2025年】Shopifyでヒートマップ分析に役立つアプリ12選を紹介!
目次
- はじめに
- ヒートマップとは
- ヒートマップを導入するメリット
- ヒートマップを導入するデメリット
- ヒートマップ機能の導入の方法
- ヒートマップアプリの選び方
- LiveSession Replays & Heatmaps
- MIDA: Heatmap, Replay Checkout
- Lucky Orange Heatmaps & Replay
- Propel Replay & Session Record
- Peek! ‑ Better Replay & Survey
- Clarity Session Replay Heatmap
- Statcounter ‑ Heatmap & Replay
- HeatMap by Webyze
- Plerdy — Heatmap, Replay & SEO
- Retter ‑ Heatmaps & Replay
- Ptengine ‑ Heatmaps, AB test
- Reactflow Recordings & Heatmap
- ヒートマップアプリの比較
- 関連記事
はじめに
Shopify ストアの運営をより効率的に進めていくうえで、訪問者がどのようにサイトを閲覧し、どこで離脱しているのかを把握できる「ヒートマップ」は非常に有効な手段です。ここでは、Shopify 対応のヒートマップアプリを導入するメリットやデメリット、具体的な導入方法からアプリの選定ポイントまでを詳しく解説し、そのうえでおすすめの 12 アプリをご紹介します。
ヒートマップとは
ヒートマップとは、Web サイト上でユーザーがどの部分をクリックしたか、どの程度スクロールしたかなどの行動データを「色の濃淡」で可視化するツールのことです。たとえば赤色に近いほど多くのユーザーが反応しているエリアで、青色や灰色に近づくほど反応が薄いエリアを示します。これにより、訪問者の興味関心やつまづきポイントを直感的に把握でき、Shopify ストアのデザイン調整やコンバージョン向上策の検討に役立ちます。
ヒートマップを導入するメリット
1. ユーザー行動の可視化
ヒートマップを使うと、ただアクセス解析ツールで PV 数や離脱率を確認するだけでは分からない「具体的にどのボタンがよくクリックされているか」「どのバナーがスルーされているか」を可視化できます。これにより、ページ上の改善ポイントや効果的な配置を簡単に見つけることができます。
2. コンバージョン率の向上
どこでユーザーが離脱してしまうのか、あるいは商品ページのどの部分で興味を失ってしまうのかをヒートマップから推測できます。発見した問題点を改善することで、最終的な購入や会員登録などのコンバージョン率アップを狙えます。
3. デザインの最適化
画像やテキストの配置、CTA ボタンの大きさや色など、デザイン要素を細部まで検証できるため、Shopify ストアの UI/UX を向上させられます。多数のユーザーを集めるストアであればあるほど、小さな変更が大きな売上増を生むケースも珍しくありません。
4. 意思決定のスピードアップ
データに基づいて改善案を検討しやすくなるため、デザイナーやマーケターが客観的な根拠を持って迅速にサイト改善に着手できます。チーム内での意思統一もしやすく、施策をスピーディに回せるでしょう。
ヒートマップを導入するデメリット
1. コスト負担
多くのヒートマップアプリは無料プランを用意していますが、セッション数やデータ保存期間に制限がある場合が多いです。より多くのセッションを記録したい、あるいは長期間のデータ比較を行いたい場合は有料プランへのアップグレードが必要になるため、一定のコストがかかる可能性があります。
2. 分析リソースの確保
ヒートマップから得られる情報を的確に読み取るには、ある程度のデータ分析力が必要です。クリック数やスクロールの深さなどを見ても、どのように改善につなげるべきかを理解・実行できなければ、導入効果が最大化しません。
3. プライバシーへの配慮
セッション録画機能が含まれる場合、ユーザーのプライバシーに配慮した設定が求められます。クレジットカード情報やパスワードなどが録画に映らないよう、ツールのマスキング機能をしっかりと確認しなければなりません。
ヒートマップ機能の導入の方法
Shopify では、公式アプリストアからヒートマップ系アプリをインストールして利用するのが最も簡単かつ推奨される方法です。コードを直接編集する方法もありますが、専門知識が求められるうえアップデート管理などの手間が大きいのが現実です。アプリなら、ノーコードでヒートマップやセッション録画、ダッシュボードなどを一括導入できるので、初心者や忙しいオーナーでも扱いやすいでしょう。
最終的には、やはり目的や規模感に合ったヒートマップアプリを導入するのが最適解です。アクセス解析だけでなく、購入フローの中断ポイントや検索キーワードとの関連なども総合的に把握して、Shopify ストアの売上アップにつなげてみてください。
ヒートマップアプリの選び方
-
セッション録画やレポート機能の充実度
ヒートマップだけでなく、ユーザーがどのように画面を操作したかを"動画"で確認できるセッション録画機能があると、より深いインサイトが得られます。また、レポート機能やダッシュボードの見やすさも、分析の効率に直結する重要ポイントです。 -
利用可能なセッション数やデータ保持期間
無料プランでも十分なセッション数を記録できる場合がありますが、ストアのアクセス規模によってはすぐに上限に達してしまうかもしれません。中・大規模サイトなら、有料プランの上限セッション数や保存期間の長さにも注目しましょう。 -
価格設定とサポート体制
月額費用が発生するタイプが多いので、機能とコストのバランスをしっかりと見極める必要があります。さらに、日本語サポートがあるかどうかなど、トラブル時に相談しやすい環境が整っているかもチェックすることをおすすめします。 -
外部ツールとの連携
Google Analytics や Slack、メール配信ツールなど、すでに運用している外部ツールとの連携をサポートしているかは、ワークフロー効率化の面で大きな差を生みます。レポートの通知機能やイベントトラッキングを自動化できるかどうかも重要です。 -
UI/UX への影響
ヒートマップを導入する際、サイトの読み込み速度やレイアウトへの影響が最小限であることも大切です。高速表示が求められる EC サイトにおいて、アプリがパフォーマンスに悪影響を与えないかを確認しておくと安心です。
LiveSession Replays & Heatmaps
アプリ情報
項目 | 内容 |
---|---|
アプリ名 | LiveSession Replays & Heatmaps |
価格設定 | 無料プランあり。 無料体験あり。 |
ハイライト | 管理画面で直接操作 / セッションリプレイ / ファネル / ヒートマップ / ダッシュボード & 指標 |
評価 | 4.6 (15) |
開発者 | LiveSession Sp.z.o.o |
連携対象システム・アプリ | チェックアウト / LiveChat / Intercom / Google Analytics / Segment / Zendesk / Zapier |
カテゴリー | 分析 |
言語 | 英語(日本語未翻訳) |
筆者のコメント
LiveSession Replays & Heatmaps は、多角的にユーザーの行動データを解析できる万能ツールだと感じました。セッションリプレイ機能によって、訪問者がページ内でどんなクリックやスクロールを行っているかを"動画"感覚でチェックできるため、単なるヒートマップだけでは見落としがちな細かな UX 上の問題を把握できます。たとえば「カートボタン周辺を何度もクリックしているのに、なぜか離脱している」といった現象があった場合、ボタンがわかりづらかったり、画面遷移でエラーが発生していたりといった仮説を立てやすいのです。また、ファネル分析機能が充実しており、どのステップで離脱が多いのか可視化できるのも嬉しいポイント。商品一覧 → 商品詳細 → カート → チェックアウト…といった購入フローを丁寧に確認できるため、欠陥箇所を特定しやすくなります。ダッシュボードの UI も直感的で、初めてヒートマップツールを導入するストアオーナーにも扱いやすいと感じました。英語 UI ではあるものの、専門用語がシンプルで構成もわかりやすい印象なので、導入ハードルは思ったより高くありません。Shopify 全般に精通していない方でも試しやすいでしょう。改善点を洗い出してコンバージョンアップを目指したいなら、最初の一歩として選択する価値の高いアプリだと思います。
料金プラン
プラン名 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|
Free | 無料 | 1,000 セッション / セッションリプレイ / ファネル / ヒートマップ / 基本的なフィルタ・セグメントなど |
Basic | $65/月 または$650/年で 17%お得 | 5,000 セッション / リソースのバックアップ / セグメント通知 / セッション共有 / 14 日間の無料体験 |
Pro 10k | $99/月 または$990/年で 17%お得 | 10,000 セッション / DevTools / カスタムイベント / REST API / ユーザー識別 / 14 日間の無料体験 |
Pro 25k | $199/月 または$1,990/年で 17%お得 | 25,000 セッション / DevTools / カスタムイベント / REST API / ユーザー識別 / 14 日間の無料体験 |
MIDA: Heatmap, Replay Checkout
アプリ情報
項目 | 内容 |
---|---|
アプリ名 | MIDA: Heatmap, Replay Checkout |
価格設定 | 無料プランあり。 無料体験あり。 |
ハイライト | 管理画面で直接操作 / 最新テーマに対応 / セッションリプレイ / レイジーでのサイト負荷軽減 / ヒートマップ |
評価 | 4.9 (227) |
開発者 | MIDA |
連携対象システム・アプリ | チェックアウト / Product Labels / Product Options / Marketing Apps / B2B Login / B2B Wholesale Solution |
カテゴリー | 分析 |
言語 | 英語(日本語未翻訳) |
筆者のコメント
MIDA は、Shopify ストア運営に必要な機能を網羅的にカバーしつつ、特に「チェックアウトページのリプレイ機能」が秀逸だと感じました。通常、ヒートマップはストアのトップページや商品ページのユーザー行動を追跡することが中心ですが、MIDA ではチェックアウト画面自体のリプレイも可能なので、離脱率の高い"最後の一歩"を深堀りできる点が大きなメリットです。たとえばクーポンコード入力のステップで混乱しているユーザーが多い、あるいは決済手段がわかりにくいといった実態がリアルにわかります。また、セッションリプレイとあわせてヒートマップも使えるため、ページ上部と下部、あるいは端末別にどのエリアが注目されているかを簡単に比較・分析できます。高速なレコーディング技術を採用しているようで、ストア表示を遅くしないよう配慮されているのも好印象です。さらにフィルタリング機能が豊富なので、カート放棄セッションや成功注文セッションなどを条件分岐で絞り込んで分析できます。これにより、特定ユーザーの行動パターンを集中チェックするといった応用も可能。日本語 UI は未対応ですが、セットアップガイドがわかりやすいこと、またサポートがレスポンス良好と評判なのも安心感につながるでしょう。
料金プラン
プラン名 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|
Free | 無料 | 250 セッション/月(約 1,500 ページビュー) / セッションカート値確認 / 分析ダッシュボード / 基本的なレポート |
Basic | $9.90/月 7 日間の無料体験 | 5,000 セッション/月(約 30,000 ページビュー) / 週次レポート / セッションカート値確認 / 分析ダッシュボード |
Growth | $19.90/月 7 日間の無料体験 | 7,500 セッション/月(約 45,000 ページビュー) / Heatmaps / Surveys / 高度なフィルタリング / 週次レポートなど |
Advanced | $39.90/月 7 日間の無料体験 | 15,000 セッション/月(約 80,000 ページビュー) / Checkout 録画プランあり / Heatmaps / Surveys / 高度フィルタ / 週次レポートなど |
Lucky Orange Heatmaps & Replay
アプリ情報
項目 | 内容 |
---|---|
アプリ名 | Lucky Orange Heatmaps & Replay |
価格設定 | 無料プランあり |
ハイライト | セッションリプレイ / 動的ヒートマップ / コンバージョンファネル / アナウンスメント機能 / サーベイ |
評価 | 4.8 (823) |
開発者 | Lucky Orange LLC |
連携対象システム・アプリ | チェックアウト / HubSpot / Google Analytics / Zapier / Optimizely |
カテゴリー | 分析 |
言語 | 英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、スペイン語(日本語未翻訳) |
筆者のコメント
Lucky Orange はヒートマップ、セッションリプレイ、コンバージョンファネル、さらには訪問者とのリアルタイムチャットまで含んだオールインワン型の解析ツールとして非常に有名です。個人的に特に便利だと感じるのは「動的ヒートマップ」で、ページが動的に変化する部分(プルダウンメニューやタブなど)も正確に計測できる仕組みがある点。普通のヒートマップだと対応しきれない UI 要素も可視化できるため、複雑な商品バリエーションを提供する Shopify ストアにはありがたい仕様だといえます。また、コンバージョンファネル機能も充実しており、特定の目標(例:商品追加 → カート → 決済)に対して何%が離脱しているかを素早く確認できるのが特徴。ファネルの段階でセッションリプレイを組み合わせれば、離脱要因をピンポイントで推測できます。さらに、アンケートやポップアップなどのユーザーインサイト取得機能まで備えているのは、競合ツールと比べても優れたポイントです。UI が多言語対応しているので英語が苦手でも多少使いやすいでしょう。幅広い機能を一括管理したい方にとっては、Lucky Orange は導入するメリットが大きいと思います。
料金プラン
プラン名 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|
Free | 無料 | 100 セッション/月 / データ保存 30 日 |
Launch | $19/月 または$182.40/年で 20%オフ | 500 セッション/月 / データ保存 30 日 |
Build | $39/月 または$374.40/年で 20%オフ | 5,000 セッション/月 / データ保存 60 日 |
Grow | $89/月 または$854.40/年で 20%オフ | 15,000 セッション/月 / データ保存 60 日 |
Propel Replay & Session Record
アプリ情報
項目 | 内容 |
---|---|
アプリ名 | Propel Replay & Session Record |
価格設定 | 無料プランあり。 無料体験あり。 |
ハイライト | 管理画面で直接操作 / 最新テーマに対応 / セッションリプレイ / ヒートマップ / サーベイ機能 |
評価 | 4.9 (417) |
開発者 | Propel Commerce |
連携対象システム・アプリ | チェックアウト / Product pages / Marketing apps / Analytics apps |
カテゴリー | 分析 |
言語 | 英語(日本語未翻訳) |
筆者のコメント
Propel Replay & Session Record は、セッション録画とヒートマップの両軸をしっかり抑えつつ、さらにサーベイ機能まで提供しているのが特徴的です。ユーザーの画面遷移やクリック動線を動画で追いかけるだけでなく、実際に「どこに不満を感じているか」「何を探していて見つからなかったか」などのフィードバックをアンケート形式で直接集められます。ヒートマップだけでは読み取れない主観的な感想が得られるため、UI 改善や新商品のアイデアなどにも活かせそうです。また、ライブビューでのセッション監視機能を備えている点も、広告出稿時などにリアルタイムで状況を把握したいケースに便利。IP アドレスや国別、トラフィックソースなどの詳細フィルタリングも充実しているため、日常的な集計と細かなスポット分析の両方に対応できるのが魅力です。UI もシンプルで、レコーディングされた履歴を Netflix のように連続再生できるとの表現がある通り、操作ストレスが少なそう。英語ではありますが、分かりやすい構成で導入しやすい印象です。特に広告を回しつつ細部の UX を追求したい中小規模ショップにフィットするアプリだと思います。
料金プラン
プラン名 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|
Free Sampler | 無料 | 2,000 ページビュー/月 / 1 つのサーベイ / 1 つのヒートマップ / 30 日間データ保存 |
Basic | $9.90/月 7 日間の無料体験 | 20,000 ページビュー/月 / ライブリプレイ / 最大 5 ヒートマップ / 無制限のサーベイ / IP&国除外 / アドバンスフィルターなど |
Plus | $14.90/月 7 日間の無料体験 | 30,000 ページビュー/月 / ヒートマップ数 10 まで / その他上位機能 |
Premium | $39.90/月 7 日間の無料体験 | 80,000 ページビュー/月 / ヒートマップ数 20 まで / 無制限サーベイ / IP&国除外 / アドバンスフィルターなど |
Peek! ‑ Better Replay & Survey
アプリ情報
項目 | 内容 |
---|---|
アプリ名 | Peek! ‑ Better Replay & Survey |
価格設定 | 無料プランあり。 無料体験あり。 |
ハイライト | 最新テーマ対応 / セッション録画 / ヒートマップ / アンケート機能 |
評価 | 4.7 (709) |
開発者 | CartKit |
カテゴリー | 分析 |
言語 | 英語(日本語未翻訳) |
筆者のコメント
Peek!は、名前の通り「ユーザーの行動をこっそり覗く」感覚でセッションリプレイを視聴しつつ、ヒートマップやアンケートで購買心理を把握できるアプリです。1 つの管理画面からセッション録画の再生、クリックやスクロールのヒートマップ可視化、ポップアップ形式のサーベイ作成などが行えるため、シンプルな UI でも多機能を兼ね備えています。たとえば商品ページで「どこが気になって購入を迷っているか」を直接尋ねるアンケートを出したり、その回答をもとにページレイアウトを変更したり、といったスピード感のある PDCA を回しやすいです。また、セッションごとにブラウザの種類や地域、滞在時間などがまとめられているので、特定の条件で発生する UI 不具合の洗い出しにも役立つかもしれません。ヒートマップ機能自体も色のコントラストが見やすく、クリック率の偏りなどを直感的につかみやすい設計。英語 UI ではありますが、操作画面のチュートリアルが丁寧との評判もあるため、さほどハードルは高くないと思います。初期費用を抑えつつ、一定数のセッションをしっかり分析したい場合に適した選択肢ではないでしょうか。
料金プラン
プラン名 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|
FREE | 無料 | 100 ユニーク訪問者/月 / セッション録画 / チケットサポート / Shopify 連携 |
GROWTH | $29/月 7 日間の無料体験 | 10,000 ユニーク訪問者/月 / カスタムイベント / カスタムルール / ライブチャットサポートなど |
Clarity Session Replay Heatmap
アプリ情報
項目 | 内容 |
---|---|
アプリ名 | Clarity Session Replay Heatmap |
価格設定 | 月額$4 から。 無料体験あり。 |
ハイライト | 管理画面で直接操作 / 最新テーマに対応 / Microsoft Clarity のデータ連携 / セッションリプレイ / ヒートマップ |
評価 | 5.0 (2) |
開発者 | 247 Apps |
カテゴリー | 分析 |
言語 | 英語(日本語未翻訳) |
筆者のコメント
Microsoft Clarity のセッションリプレイやヒートマップを Shopify に簡単に導入できるのが Clarity Session Replay Heatmap アプリの強みです。Microsoft Clarity は無料で使えるヒートマップ&セッション録画ツールですが、通常はサイトへのコード埋め込みが必要なため、初心者には少し敷居が高く感じられるかもしれません。しかしこのアプリを使えば、コード不要のセットアップで Clarity の豊富な分析機能をそのまま利用できます。特に、クリックヒートマップやスクロールマップだけでなく、ジャバリング(素早いクリック)やデッドクリックなどの"異常行動"も検出できるため、ユーザーがストレスを感じているポイントを深掘りしやすいのが利点です。さらに Microsoft Clarity のダッシュボードを使えば、サイト全体のトラフィック推移やページ別の離脱率なども包括的に管理できます。月額$4 という低コストから始められ、データ上限が緩やかな有料プランも用意されているので、小規模なストアから中規模以上まで幅広く導入を検討できるでしょう。
料金プラン
プラン名 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|
Basic Plan | $4/月 7 日間の無料体験 | 10,000 セッション / 10,000 ページビュー / セッションリプレイ・ヒートマップ / 1 クリックセットアップ |
Premium Plan | $8.47/月 7 日間の無料体験 | 無制限セッション / 無制限ページビュー / 無制限のレコーディング・ヒートマップ / 拡張オンボーディング |
Statcounter ‑ Heatmap & Replay
アプリ情報
項目 | 内容 |
---|---|
アプリ名 | Statcounter ‑ Heatmap & Replay |
価格設定 | 無料プランあり。 無料体験あり。 |
ハイライト | リアルタイム分析 / セッションリプレイ / ヒートマップ / ライブフィード / Google Ads 連携 |
評価 | 0.0 (0 レビュー) |
開発者 | Statcounter |
カテゴリー | 分析 |
言語 | 英語(日本語未翻訳) |
筆者のコメント
Statcounter は、シンプルな UI ながらリアルタイムのトラフィック監視機能が充実している点が印象的です。管理画面を開けば、今まさにサイトに訪れているユーザーがどのページを見ているか、どの国からアクセスしているかなどを即座に把握できます。さらに、セッションリプレイやヒートマップ機能を組み合わせることで、訪問者がストア内をどう移動しているかを追跡し、ボトルネックを発見しやすくなります。ユニークなのは Google Ads との連携により、不正クリックなどの広告費ロスを検知しやすい点。もし競合他社やスパムが広告を無駄クリックしているといった疑いがある場合、Statcounter を使うことで検証が可能になるかもしれません。ただし、実際にヒートマップやリプレイを活用するには有料プランへの加入が必要になるケースが多いので、最初に無料プランの範囲でどこまでデータが得られるかを確認すると良いでしょう。解析結果をベースにコンバージョン向上策を具体的に考えたいストアにはおすすめできるアプリだと思います。
料金プラン
プラン名 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|
Free | 無料 | トラフィックトレンドチャート / リアルタイム訪問者フィード / 基本的なアナリティクス |
Premium 100K | $9/月 または$89/年で 18%お得 | ランディングページ分析 / コンバージョントラッキング / 有料トラフィック分析 / レポートエクスポート |
Premium Plus 100K | $19/月 または$205/年で 10%お得 | Heatmaps / Google Ads 連携 / UTM キャンペーン追跡 / 30 日間の無料体験 |
HeatMap by Webyze
アプリ情報
項目 | 内容 |
---|---|
アプリ名 | HeatMap by Webyze |
価格設定 | 月額$17。 無料体験あり。 |
評価 | 1.0 (1) |
開発者 | Webyze |
カテゴリー | 分析 |
言語 | 英語(日本語未翻訳) |
筆者のコメント
HeatMap by Webyze は、Shopify ストア内でのクリックデータを集中的に追跡し、色分布で可視化するシンプルなヒートマップ特化アプリです。要するに「どこが一番クリックされやすいか」にフォーカスしており、モバイル・デスクトップ・タブレットごとの切り替え表示ができるため、デバイスごとの差をチェックする際には便利でしょう。ただし、セッションリプレイやファネル分析などの高度な機能は備わっていないため、クリックヒートマップだけを最初に導入したい場合に向いています。利用者のレビューを見ても、必要最小限の機能のみを求める方に評価されている印象です。逆に言えば、より詳細なユーザー行動を可視化したり、高度な分析を行いたい人にはやや物足りなさが残るかもしれません。月額$17 という価格は、競合アプリの無料プランでもクリックヒートマップが含まれる場合もある点を考慮すると、コスパの評価が分かれるところです。単純明快なヒートマップツールをサクッと使ってみたいのであれば検討の余地はありますが、導入前に他アプリとの機能比較はしっかりした方が良さそうです。
料金プラン
プラン名 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|
Standard Plan | $17/月 7 日間の無料体験 | クリックヒートマップ / デスクトップ・タブレット・モバイル対応 / 全ページ自動追跡 |
Plerdy — Heatmap, Replay & SEO
アプリ情報
項目 | 内容 |
---|---|
アプリ名 | Plerdy — Heatmap, Replay & SEO |
価格設定 | 無料プランあり。 無料体験あり。 |
ハイライト | ヒートマップ / セッションリプレイ / SEO 分析 / ポップアップ / e コマーストラッキング |
評価 | 4.1 (21) |
開発者 | Plerdy |
カテゴリー | 分析 |
言語 | 英語、ポーランド語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、ポルトガル語 (ブラジル)、日本語、ウクライナ語 |
筆者のコメント
Plerdy は多機能さが際立つアプリで、ヒートマップやセッションリプレイだけでなく、SEO の監視やポップアップの作成、e コマース向けの売上分析までワンストップで利用できるのが大きな特徴です。ヒートマップの精度やフィルタリングオプションも豊富で、ユーザーのクリックだけでなくカーソルの動きやスクロール深度を追跡できるため、より細部にわたって UI を最適化できます。また、SEO 機能はタイトルタグやメタディスクリプションのチェックに加え、Google Search Console との連携によるサーチクエリ分析などもサポートしており、コンテンツ面の改善にも役立ちそうです。さらにポップアップ機能を使えば、キャンペーン案内やフォーム設置によるリード獲得もスムーズに行えます。日本語 UI にも対応しているため、英語に不慣れな方でも比較的使いやすいのは強みでしょう。月額プランはアクセス数に応じて段階的に用意されているため、まずは無料プランでテストし、徐々に拡張していく運用スタイルが合っていると思います。
料金プラン
プラン名 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|
Free | 無料 | 1 日 2,000 ページビュー / ヒートマップ 3 回/日 / セッションリプレイ 100 件 / ポップアップ 1 つ など |
Start | $29/月 14 日間の無料体験 | 1 日 10,000 ページビュー / ヒートマップ無制限 / セッションリプレイ 1,000 / ポップアップ 3 つ / SEO 監査など |
Business | $59/月 14 日間の無料体験 | 1 日 25,000 ページビュー / セッションリプレイ 2,000 / ポップアップ 5 つ / リード 2,000 / SEO 監査 5,000 など |
Premium | $99/月 14 日間の無料体験 | 1 日 50,000 ページビュー / セッションリプレイ 4,000 / ポップアップ 10 / リード無制限 / SEO 監査 10,000 など |
Retter ‑ Heatmaps & Replay
アプリ情報
項目 | 内容 |
---|---|
アプリ名 | Retter ‑ Heatmaps & Replay |
価格設定 | 無料インストール |
評価 | 2.9 (22) |
開発者 | Byteex Ltd |
カテゴリー | 分析 |
言語 | 英語(日本語未翻訳) |
筆者のコメント
Retter は、クリックやスクロール位置を色分布で可視化するヒートマップと、セッション録画機能を手軽に導入できるアプリの 1 つです。フリープランでは月 500 ページビューまで無料で無制限録画できるため、小規模なストアやテスト的に導入したいオーナーには合いそうです。一方で、ユーザーレビューを見る限り、アプリの安定性やサポート対応に関して課題が指摘されている様子もうかがえます。無料で試せる分、多少の不具合や UI 面での荒削り感がある可能性は否めませんが、実際に動作確認をしてみて問題なければ続行するスタンスでも良いでしょう。カスタムイベントを設定したり、ショッピングカートや注文の追跡もできると明記されているので、うまく機能すればコンバージョンに直結する貴重なインサイトを得られるはずです。いずれにせよ、導入前には最新のレビューやサポート情報をチェックしておくことをおすすめします。低コストでヒートマップ&リプレイを試したい人には候補に入れておいても良いアプリでしょう。
料金プラン
プラン名 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|
Free | 無料インストール | 500 ページビュー/月 / 無制限録画 / 無制限ヒートマップ / カスタムイベント / 30 日間保存など |
Basic Plan | $4.99/月 | 15,000 ページビューまで / 30 日間保存 / 全機能 |
ADVANCED PLAN | $9.99/月 | 30,000 ページビューまで / 30 日間保存 / 全機能 |
Pro Plan | $19.99/月 | 70,000 ページビューまで / 30 日間保存 / 全機能 |
Ptengine ‑ Heatmaps, AB test
アプリ情報
項目 | 内容 |
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アプリ名 | Ptengine ‑ Heatmaps, AB test |
価格設定 | 無料プランあり。 無料体験あり。 |
ハイライト | 多機能ヒートマップ / A/B テスト / リアルタイム分析 / AI 翻訳 / 70 以上のテンプレート |
評価 | 0.0 (0 レビュー) |
開発者 | Ptmind |
カテゴリー | デザイン要素 - その他 |
言語 | 英語、中国語 (簡体字)、日本語 |
筆者のコメント
Ptengine は、ヒートマップと A/B テスト機能を併せ持つアプリとして注目度が高いです。ユーザーの行動を可視化するだけでなく、そこで得た分析結果をもとに仮説検証を素早く行う A/B テストを同じプラットフォームで実施できるのは、大きな強みといえます。例えば、ボタンの色や配置を変更したバージョンを用意し、実際にどちらがクリックされやすいかをリアルタイムで比較できるため、デザイン改善の PDCA を効率よく回せるでしょう。さらに多言語に対応しており、日本語 UI で操作できる点は、国内ユーザーにとって大変心強いポイント。高度なフィルタリングやセグメント分析機能も備えているため、流入経路やデバイス、ユーザー属性ごとの行動差を深く掘り下げることが可能です。無料プランは PV 数に制限があるものの、まずは少量のトラフィックでテストしながら操作感を把握し、必要に応じてアップグレードする流れがおすすめです。ヒートマップ分析だけでなく、すぐに施策を試したいと考えるアクティブなショップオーナーには特に有用だと思います。
料金プラン
プラン名 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|
Free Plan | 無料 | 3,000PV / ヒートマップ 1 つ / A/B テスト 2 つ / リアルタイム分析 |
Growth - Beginner | $109/月 14 日間の無料体験 | 3,000PV / ヒートマップ無制限 / 20A/B テスト / チャットサポート(英・中・日) |
Growth - Regular | $219/月 14 日間の無料体験 | 10,000PV / ヒートマップ無制限 / 20A/B テスト / チャットサポートなど |
Growth - Advanced | $659/月 14 日間の無料体験 | 100,000PV / 無制限ヒートマップ / 20A/B テスト / チャットサポートなど |
Reactflow Recordings & Heatmap
アプリ情報
項目 | 内容 |
---|---|
アプリ名 | Reactflow Recordings & Heatmap |
価格設定 | 無料プランあり。 無料体験あり。 |
評価 | 3.0 (2) |
開発者 | Reactflow |
カテゴリー | 分析 |
言語 | 英語(日本語未翻訳) |
筆者のコメント
Reactflow は、EC サイトで訪問者がどのようにページを操作しているかを"カメラ"のように録画するイメージのアプリです。ヒートマップやセッションリプレイはもちろん、マウスオーバーの頻度やクリック箇所の詳細なども分析しやすい設計になっています。たとえば商品詳細ページでスクロール位置が極端に浅い場合、ユーザーは冒頭部分で興味を失っている可能性が高く、ページデザインの見直し余地があるかもしれません。さらに Reactflow では"バグ検出"にも力を入れており、予期せぬエラーやフォーム入力の失敗などを発見しやすい仕様が魅力的です。フリープランでも 1 日 1,000PV までの分析が可能ですが、より多くのトラフィックを扱う場合は有料アップグレードが必要。レビューからは UI の使いやすさを評価する声と安定性に懸念を表す声が混在しているため、実運用に移す前にしっかり試用期間での検証をおすすめします。Shopify ストアをより直感的かつ深く分析したいオーナーに向いた選択肢でしょう。
料金プラン
プラン名 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|
Free plan | 無料 | 1,000PV/日 / 100 スナップショット/セッション / ヒートマップ 3 / フィードバック 3 / バグ追跡導入 |
Pro plan | $19.99/月 14 日間の無料体験 | 5,000PV/日 / 2,000 スナップショット / 無制限ヒートマップ・フィードバック / バグ追跡無制限など |
Business plan 20k | $69.99/月 14 日間の無料体験 | 20,000PV/日 / 5,000 スナップショット / 無制限ヒートマップ・フィードバック / 大規模データ対応 |
Business plan 50k+ | $159.99/月 14 日間の無料体験 | 50,000PV/日~ / スナップショット 5,000 ~ / 大規模ストア向けカスタムプランなど |
ヒートマップアプリの比較
以上、12 種類の Shopify 対応ヒートマップアプリをご紹介しました。各アプリには特徴があり、無料プランの有無やセッション録画の上限、ダッシュボードの使いやすさなどが異なります。結局は「どこまで深く行動分析をしたいか」「予算はいくらか」「英語 UI に抵抗があるか」などの条件によって最適なツールは変わりますが、個人的には最初に試すなら「LiveSession Replays & Heatmaps」が最もおすすめだと感じました。
おすすめの理由:
- 無料プランがあり気軽にテスト導入しやすい。
- セッションリプレイ・ヒートマップ・ファネル分析がオールインワン。
- UI が直感的で、英語 UI でも比較的わかりやすい。
- カスタムイベントや API 連携など上位プランに拡張性もある。
最初に LiveSession でヒートマップを導入してみて、必要があれば MIDA や Lucky Orange など他の多機能アプリへ検討を広げてみるのも良いでしょう。ヒートマップを活用して訪問者の行動データを可視化し、デザインや導線を改善すれば、Shopify ストアのコンバージョンアップにも大きく寄与するはずです。ぜひこの機会にヒートマップアプリ導入を検討し、売上増につながる施策を進めてみてください。
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