Shopifyで長さ・面積・重さを入力して価格を自動計算できる量り売りアプリについて徹底解説|ご利用ガイド
はじめに
生地を「1m 単位で」、床材を「必要な面積ぶん」、食品を「グラムで」売りたい。Shopify の商品価格はバリエーションごとに1つしか持てないため、こうした量り売りの商品は、そのままでは販売できません。「1m 用」「2m 用」とバリエーションを並べたり、注文を受けてから金額を訂正したりして、なんとか対応しているストアも多いのではないでしょうか。
シンプル量り売り|入力寸法・重量での価格自動計算・追加料金 は、お客様が長さ・面積・体積・重さを入力すると、その場で価格を計算して表示し、そのままカートに入れられるようにする Shopify アプリです。バリエーションは1つも増やしません。価格はお客様のブラウザから送られた値を使わず、チェックアウトの時点で Shopify 上で計算し直されます。
生地・カーテン・床材・タイル・壁紙・木材・ロープ・看板・グラム売りの食品などを扱うストアに向いています。
料金: 月額 $5.99(年額 $59.90)。インストール後 7 日間は無料でお試しいただけます。

「シンプル量り売り」でできること
このアプリでは、量り売りのルール(計算ルール)を作って商品に割り当てます。計算ルールを割り当てた商品のページにはサイズの入力欄が出て、お客様が入力するとすぐに金額が表示されます。
- お客様が長さ・面積・体積・重さを入力すると、すぐに価格を表示します。
- 単価・数量に応じた段階料金・幅×高さの価格表で価格を決められます。
- 新しいバリエーションを作らずに、計算した価格でカートに追加します。
- 最小・最大・刻み幅・端数処理・基本料金・最低料金をルールごとに設定できます。
- ルールを商品やコレクションに割り当て、ライブプレビューで確認できます。
長さ・面積・体積・重さの4種類で量り売りできる
使える単位は次のとおりです。お客様に入力してもらう単位と、価格を決める単位を別々に選べるので、「cm で入力してもらい、m あたりの単価で計算する」といった売り方ができます。
| 量の種類 | 使える単位 |
|---|---|
| 長さ | m / cm / mm / ft / in / yd |
| 面積 | m² / cm² / ft² / in² / 坪 |
| 体積 | m³ / L / mL / ft³ / in³ |
| 重量 | kg / g / lb / oz / 匁 |
面積と体積は、面積をそのまま入れてもらうほかに、「幅 × 高さ」のように寸法を入れてもらって掛け合わせることもできます。
3つの方法で価格を決められる
- 単価 × 量 + 基本料金 … いちばん基本の方法です。「1m あたり $12 + カット代 $5」のように決めます。
- 数量帯別の単価 … 「5m までは $18、5〜20m は $16、20m 以上は $14」のように、量が多いほど単価が下がる売り方です。商品ページには区間の一覧が表として出て、いま入力している量の区間が強調されます。

- 価格表から引く(幅 × 高さ) … オーダーカーテンのように、幅と高さの組み合わせごとに価格が決まっている商品向けです。表計算ソフトの価格表をそのまま貼り付けて使えます。商品ページでは「価格表を見る」を開くと、入力したサイズのセルが強調されます。

床材やタイルを「箱」単位で売れる
「1箱 2.2m² 入り」のような商品は、お客様に必要な面積を入れてもらい、必要な箱数と金額を表示できます。単価は1箱の値段のまま入れられます。足りなくならないよう、箱数は必ず切り上げで計算されます。

カートに入れた後でもサイズを変えられる
カートページにブロックを置くと、カートに入れた商品のサイズをその場で変更できます。削除して入れ直す必要はありません。
インストールする
Shopify App Store からインストールします。手順はほかの Shopify アプリと同じです。
- Shopify 管理画面の左下にある「設定」を開きます。

- 「アプリと販売チャネル」を開き、「Shopify App Store」に進みます。

- App Store で「シンプル量り売り」を検索し、アプリのページを開きます。
- 「インストール」を押します(インストール済みのストアでは、下の画像のように「開く」と表示されます)。

- アプリが使う権限の確認画面が出たら、内容を確認してインストールを完了します。料金プランの画面が出た場合は、プランを選んで承認してください。
インストールすると、サイズに応じた価格を計算する仕組み(Shopify Functions)が自動で登録されます。
まず最初にやる設定(ここまでで商品ページにサイズ入力欄が出ます)
インストールしただけでは、商品ページには何も表示されません。次の4つを行ってください。
- 計算ルールを作る … アプリを開き、「計算ルールを作る」を押します。新しく作る画面には、生地(長さ・cm で入力・m 単価)を想定した初期値が最初から入っています。「ルール名」を入れ、「価格の決め方」タブで単価を自分の商品に合わせて直します。

- 商品に割り当てる … 「適用する商品」タブで「商品を選ぶ」を押して商品を選び、「保存する」を押します。
- テーマに入力欄を置く … アプリの「設定」画面で「テーマに追加」を押すと、テーマエディタが開きます。表示された内容を確認して、テーマエディタの「保存」を押します。
- テーマ標準の価格・購入ボタンを隠す … テーマエディタでブロックを開き、「テーマ標準の価格・購入ボタンを隠す CSS セレクタ」を設定します(詳しくは「商品ページのブロックの設定」の章)。
カートページでもサイズを変えられるようにする場合は、続けて「カートページのブロック」と「埋め込みアプリ」も設定してください。
🚨 「テーマに追加」は、「デフォルトの商品」テンプレートに、新しいアプリのセクションとしてブロックを追加します。購入ボタンのすぐ近くに置きたい場合や、商品ごとに別のテンプレートを使っている場合は、テーマエディタで手動で追加してください(「商品ページのブロックを手動で追加する」で説明します)。
管理画面でできること
アプリの管理画面は「計算ルール」(一覧と編集)と「設定」の2つに分かれています。
計算ルールの一覧で、ルールを見比べて管理できる
アプリを開くと、作った計算ルールが一覧で表示されます。

| 列 | 内容 |
|---|---|
| 計算ルール | ルール名。行のどこを押しても編集画面が開きます |
| 種類 | 長さ / 面積 / 体積 / 重量 |
| 価格の決め方 | 単価 × 量 / 数量帯別の単価 / 価格表 |
| 単位 | 価格を決める単位(m、m² など) |
| 商品数 | このルールが適用されている商品の数 |
右上の「計算ルールを作る」を押すと、新しいルールの作成画面が開きます。
行末のメニューで、編集・反映し直し・削除ができる
各行の右端の「…」(その他の操作)を押すと、次のメニューが出ます。

- 編集 … 編集画面を開きます。
- 商品に反映し直す … 割り当てたコレクションの中身を読み直し、割り当て中のすべての商品にルールを書き込み直します。コレクションに後から追加した商品への反映、反映に失敗した商品の再試行、コレクションから外した商品からの取り外しをまとめて行います。
- 削除 … 確認の画面を挟んでから削除します。割り当てていた商品からも設定が外れ、元に戻せません。
一覧に出る案内(バナー)
状況に応じて、一覧の上に次の案内が出ます。
| 案内 | 出る条件と、やること |
|---|---|
| 価格の自動計算が有効になっていません | 価格を計算する仕組みが止まっています。このままだとサイズを指定した注文が通常の価格で確定してしまいます。「有効にする」を押してください。直らない場合はアプリを一度削除して入れ直してください。Shopify の「設定 → チェックアウト」のチェックアウトルールを無効にしたときにも出ます |
| カートの価格を変更する別のアプリが入っています | バンドル・ギフト包装など、カートの価格を変えるアプリが入っています。同じ商品に両方を使うと、先に登録されたアプリの設定だけが適用されます。同じ商品には同時に使わないでください |
| 公開中のテーマにサイズ入力欄が設置されていません | 公開中のテーマに商品ページのブロックがありません。テーマを変更した直後にも出ます。「テーマを編集する」からブロックを追加してください |
| テーマ標準の価格・購入ボタンと重なって表示されないよう… | 商品を割り当てたルールがあると常に出ます。「テーマ側の表示を隠す」を設定してください |
| Shopify の在庫は、入力されたサイズではなく注文された行の数だけ減ります | 商品を割り当てたルールがあると常に出ます(下の「よくある質問」を参照) |
| コレクションに商品を追加・削除しても、計算ルールには自動で反映されません | コレクションを割り当てたルールがあると出ます。コレクションの中身を変えたら「商品に反映し直す」を押してください |
計算ルールの編集画面
編集画面は4つのタブに分かれています。右側のプレビューには、いま入力している設定のまま、お客様に見える入力欄と金額が表示されます。タブを切り替えてもプレビューは出たままなので、結果を見ながら設定できます。
- プレビューの入力欄には最初から値が入っています(最小値があればそれ、無ければ 100)。数字を変えて金額を確かめられます。
- プレビューにはテーマエディタで設定した色やテーマ側のデザインは反映されません。実際の見え方はストアで確認してください。
- プレビューの「カートに追加」は押しても動きません。
設定を変えたら、右上か下の「保存する」を押します。保存すると、割り当てた商品にルールが書き込まれます。
基本設定タブで、どう測るかを決める

ルール名
管理画面でルールを見分けるための名前です。お客様には表示されません。 新しく作るときは空欄なので、必ず入れてください(空欄だと保存できません)。
量の種類
長さ・面積・体積・重量から選びます。変えると、単位と価格の決め方は選び直しになります。
入力のさせ方
- 量をそのまま入力してもらう … 「250cm」「3.5m²」のように、量を1つ入れてもらいます。
- 寸法を入力して掛け合わせる … 面積なら幅と高さの2つ、体積なら3つの寸法を入れてもらい、掛け合わせた量で計算します。量の種類が面積・体積のときだけ選べます。
買い手が入力する単位・価格を決める単位
お客様が入力欄に入れる単位と、単価の単位を別々に選べます。たとえば「買い手が入力する単位」を cm、「価格を決める単位」を m にすると、250cm の入力は 2.5m として m あたりの単価で計算されます。寸法を掛け合わせるときは、入力する単位は長さの単位から選びます。
入力欄の見出し
商品ページの入力欄の上に出る見出しです(例: 長さ、幅、高さ)。寸法を掛け合わせる場合は、寸法の数だけ欄が出ます。見出しの後ろには入力する単位が自動で付きます(「長さ (cm)」)。ここに入れた文字はそのまま表示され、翻訳はされません。 多言語のストアでは、どの言語でも通じる書き方にしておくと安心です。
本数の入力欄を表示する
オンにすると、商品ページとカートに「本数」の欄が出て、同じサイズをまとめて買えるようになります(例: 2.5m を3本)。初期状態はオフです。

- 本数の見出し … 本数の欄の見出しです。「反」「枚」「個」など、商品に合わせた呼び方にできます。空欄なら「本数」と表示されます(お客様の言語に訳されます)。20文字まで。
- 「1本あたり」の見出し … 本数が2以上のとき、合計の横に1本あたりの金額が出ます。その見出しです。空欄なら「1本あたり」と表示されます。20文字まで。
カートでは数量ボタンが隠れるため、本数の欄を出さない場合、お客様は同じサイズをもう一度カートに入れて買い足します。購入数を制限する機能ではありません。
価格の決め方タブで、いくらにするかを決める
「計算方式」で次の3つから選びます。どの方式でも、下に「基本料金」「最低金額」「金額の丸め方」が並びます。
単価 × 量 + 基本料金

「単価」で単価の出どころを選びます。
- 決まった額を使う … このルールに入れた単価を、割り当てたすべての商品に使います。
- 商品の価格を使う … お客様が選んだバリエーションの価格を、そのまま単価として使います。生地を200種類扱っていて、柄ごとに単価が違う、といった場合でもルールを1本で済ませられます。

「商品の価格を使う」を選ぶと単価の入力欄は消え、プレビューの上に「プレビュー用の商品価格」の欄が出ます。この画面で試すための金額で、ルールには保存されません。
🚨 「商品の価格を使う」では、テーマの商品ページに表示される商品価格は「1m あたり」「1m² あたり」の額になります。お客様が合計と取り違えないよう、テーマ側の価格表示を隠す設定をしてください。また、価格が 0 のバリエーションがある商品に割り当てると、0 円で購入できてしまいます。 割り当てたときと保存したときに、0 円の商品を名指しで知らせます。
数量帯別の単価(区間テーブル)

「この量まで」と「単価」の組を、上から量の小さい順に並べます。「区間を追加」で行を増やし、ゴミ箱のボタンで行を消します(最後の1行は消せません)。
- 「この量まで」は価格を決める単位で入れます。最後の区間は空欄にして「上限なし」にしてください。
- 🚨 当てはまった区間の単価が、入力された量の全体に掛かります。 「10 まで 950」「25 まで 900」なら、15 の注文は 15 × 900 です(10 までの分だけ 950 で計算することはありません)。段階ごとに積み上げる計算だと思って設定すると、意図より安く売れてしまいます。
- 本数を入れた場合も、区間は「1本あたりの量」で決まります。3本まとめても単価は下がりません。
- 2つ目以降の区間の単価が最初の区間より安いときだけ、商品ページに「11% お得」のような割引率が出ます。
保存できない組み合わせのときは、表の下に赤字で理由が出ます(「上限なしの区間は1つだけにしてください」「上限なしの区間は最後に置いてください」「区間の上限は昇順にしてください」「最後の区間を「上限なし」にするか、入力の最大値を設定してください」など)。
価格表から引く(幅 × 高さ)

幅と高さの2つの寸法を入力してもらうルール(量の種類が面積・入力のさせ方が寸法を掛け合わせる)でだけ選べます。
- 「価格表」の欄に、表計算ソフトの表をそのまま貼り付けます。1行目が高さの見出し、1列目が幅の見出しで、単位は買い手が入力する単位です。
- 見出しは「その値まで」を意味します。たとえば幅の見出しが 100 / 150 なら、幅 120cm は「150 まで」の行の価格になります。表の範囲を超えるサイズは購入できません(お客様には「このサイズの価格が設定されていません」と出ます)。
- 欄の下に「設定の大きさ: 708 / 9500 バイト」のように表示されます。上限を超えると価格の計算が働かなくなるため、保存できません。大きすぎるときは行数・列数を減らしてください。
- 商品ページの価格表には、基本料金・最低金額を含めた、実際に請求される金額が表示されます。
基本料金・最低金額・金額の丸め方
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基本料金 | 加工賃・カット代など、量に関わらず加算する金額です。空欄なら 0 |
| 最低金額 | 計算結果がこれを下回ったら、この金額にします。割引の前の金額で判定します |
| 金額の丸め方 | 金額の端数を切り上げ・切り捨て・四捨五入のどれにするか選びます |
計算の順序は「量を販売単位に丸める → 単価を掛ける → 基本料金を足す → 最低金額と比べる → 通貨の最小単位に丸める」です。Shopify の割引コード・自動割引は、このアプリで計算した金額に対して通常どおり適用されます。
入力できる範囲タブで、入力できる値を絞る

単位はすべて「買い手が入力する単位」です。
- 最小・最大 … お客様が入力できる値の下限・上限です。範囲の外の値を入れると、商品ページに「指定できる最小のサイズを下回っています。」などと表示され、カートに入れられません。
- 販売単位 … 何単位で売るかです(例: 10cm 単位)。空欄なら、入力された量のまま販売します。
- 販売単位に合わないときの丸め方 … 販売単位で割り切れない値が入ったときに、切り上げ・切り捨て・四捨五入のどれで合わせるかを選びます。丸めた後の値で価格を計算し、お客様にもその値を表示します。
お客様が入力欄から離れたとき(Enter・カートに追加を押したときも)、入力欄の値は丸めた後の値に書き換わります。注文に残るのも丸めた後の値です。
商品ページの入力欄の下には「50 cm〜3000 cm / 10 cm 単位」のように、入力できる範囲と販売単位が自動で表示されます。
販売単位を入数として、個数で販売する
床材やタイルのように「1箱 2.2m² 入り」で売る商品向けの設定です。

- オンにすると、販売単位の量を1個(1箱)の入数として扱い、お客様には個数が表示されます。単価には1個の値段を入れてください。価格の決め方タブの単価の後ろが「/ boxes」のように呼び名に変わります。
- 1個の呼び名 … 「箱」「ロール」「枚」など、お客様に見せる言葉です。そのまま表示され、翻訳はされません。20文字まで。オンのときは必須です。
- オンのあいだ、丸め方は切り上げに固定されます(切り下げると、お客様が必要な量に足りない数で注文されてしまうため)。
- 注文の明細には、サイズと一緒に個数も残ります(例: 「boxes: 5」)。出荷のときに何箱出せばよいかが分かります。
- 🚨 オフに戻すと、同じ数字のまま単価の意味が「1個あたり」から「1m² あたり」に変わります。画面に警告が出るので、単価を必ず確認してください。
この設定は「量をそのまま入力してもらう」・販売単位の設定・「単価 × 量 + 基本料金」の3つがそろったときだけ表示されます。そろっていないときは、その旨の案内が出ます。
適用する商品タブで、どの商品に効かせるかを決める

- 商品を選ぶ … 商品の選択画面が開きます。チェックを入れて「選択」を押すと、選んだ商品が一覧に並びます。

- コレクションを選ぶ … コレクション単位で割り当てます。一覧にはコレクションごとの商品数も出ます。
- すべて外す … 選んだ商品(コレクション)をまとめて外します。一覧の各行の ✕ で1件ずつ外すこともできます。
- 一覧は最初の10件だけ表示され、残りは「すべて表示」で開けます。削除された商品は「見つからない商品」として残るので、✕ で外してください。
- 外す操作は、「保存する」を押すまで反映されません。
🚨 コレクションを選ぶと、保存した時点でそのコレクションに入っている商品に設定が反映されます。 あとからコレクションに追加した商品には自動では反映されません。反映されていない商品があると、編集画面に「設定が反映されていない商品が ◯件あります」と表示されるので、「商品に反映し直す」を押してください。反映されていない商品には入力欄が出ず、通常の価格で購入されてしまいます。
このタブでは、次の警告も出ます。
- 価格が 0 の商品(単価に商品の価格を使うルールのとき)… このまま保存すると 0 円で購入できてしまいます。商品の価格を設定するか、割り当てから外してください。
- 定期購入が設定された商品 … Shopify の仕様により、定期購入で購入された場合は入力されたサイズの価格が適用されません。
保存できないときは、件数の出ているタブを開く
入力に不備があると、保存しても「入力内容を確認してください」と出て保存されません。このとき、不備のある最初のタブに自動で切り替わり、不備のあるタブには件数が表示されます。 赤字の案内に従って直してください。

設定画面で、テーマへの追加と言語を設定できる

商品ページにサイズ入力欄を追加
- テーマを選択 … 追加先のテーマを選びます。初期値は公開中のテーマです。
- テーマに追加 … テーマエディタが新しいタブで開き、「デフォルトの商品」テンプレートにブロックが追加された状態になります。テーマエディタの「保存」を押すと確定します。
- テーマをプレビュー … 選んだテーマの商品ページをテーマエディタで開きます。
テーマのバージョンによっては、選択欄が空欄になったり、自動追加がうまくいかなかったりすることがあります。その場合は次の章の手順で手動で追加してください。
言語設定
「言語を選択」でアプリの管理画面の言語を選び、「変更する」を押します。20言語から選べます。ここで変わるのは管理画面だけで、商品ページの文言はお客様の言語で表示されます。
アプリを削除するときの注意
アプリを削除すると、サイズに応じた価格の計算が止まり、お客様のカートに残っている商品は通常の価格に戻ります。削除は営業時間外に行うのがおすすめです。テーマに追加した入力欄はテーマ側に残るので、テーマの編集画面から削除してください。
ストアフロント(テーマエディタ)の設定
このアプリには、テーマエディタで設定するものが3つあります。
| 名前 | 置く場所 | 役割 |
|---|---|---|
| シンプル量り売り|サイズ入力(商品ページ) | 商品ページ | サイズの入力欄・金額・カートに追加ボタン |
| シンプル量り売り|サイズ変更(カートページ) | カートページ | カートに入れた商品のサイズを変える |
| シンプル量り売り|共通スクリプト | 埋め込みアプリ | カートドロワーで「サイズを変更」リンクを出す |
商品ページのブロックの設定
テーマエディタで商品ページのテンプレートを開き、左のツリーで「シンプル量り売り|サイズ入力(商品ページ)」を押すと、設定が表示されます。

商品ページのブロックを手動で追加する
- テーマエディタの上部で「デフォルトの商品」(または使っている商品テンプレート)を選びます。
- 左のツリーで「商品情報」セクションの中の「ブロックを追加」を押します。
- 「アプリ」から「シンプル量り売り|サイズ入力(商品ページ)」を選びます。
- ブロックをドラッグして、購入ボタンの近くへ移動します。
- 右上の「保存」を押します。
このブロックは商品ページ専用です。計算ルールを割り当てていない商品では何も表示されないので、テンプレートに1つ置いておけば、ルールを割り当てた商品にだけ入力欄が出ます。
表示設定
| 設定 | 内容 | 初期値 |
|---|---|---|
| 価格表(サイズ別・数量帯別)を表示する | 数量帯別の単価のルールでは区間の表を、価格表(幅×高さ)のルールではサイズ別の価格表(折りたたみ)を表示します。オフにすると表は出ず、金額だけが出ます | オン |
| ボタンの文言 | 「カートに追加」ボタンの文言を変えます(例: 「この長さでカートに入れる」)。入れた文言はすべての言語で同じものが出ます。空欄ならお客様の言語に合わせた文言です | 空欄 |
テーマ側の表示を隠す
計算ルールを割り当てた商品では、価格と購入ボタンをこのアプリのブロックが表示します。テーマ標準の価格・購入ボタンが残っていると、二重に表示されたり、テーマの購入ボタンから計算されていない商品が買えるように見えたりします。
「テーマ標準の価格・購入ボタンを隠す CSS セレクタ」 に、隠したい要素の CSS セレクタを入れてください。
- カンマ区切りで複数指定できます(例:
.price, .product-form__buttons)。 - 隠れるのは計算ルールを割り当てた商品ページだけです。ほかの商品ページではテーマの価格・購入ボタンがそのまま表示されます。
- セレクタはテーマごとに違います。ブラウザの検証機能で、価格と購入ボタンのクラス名を確認してください。Horizon テーマでは、たとえば
main product-price, main .buy-buttons-block, sticky-add-to-cartで価格・購入ボタン・追従する購入ボタンを隠せます。 - 空欄なら何も隠しません。
デザイン設定

| 設定 | 内容 | 範囲・初期値 |
|---|---|---|
| 背景色 | ブロックの背景色 | 初期値は透明(テーマの背景のまま) |
| 文字色 | 見出しや案内の文字色 | 初期値はテーマの文字色 |
| 金額の文字色 | 合計金額の色 | #202223 |
| 金額の文字サイズ | 本文の文字サイズに対する倍率 | 80〜200%(5% 刻み)、初期値 115% |
| 強調色 | 選択中の数量帯・価格表のセル・割引率の色 | #2C6ECB |
| 枠線の色 | 入力欄や表の枠線の色 | 初期値は文字色と同じ |
| 角の丸み | 入力欄・ボタンの角の丸み | 0〜24px、初期値 4px |
| 内側の余白 | ブロックの内側の余白 | 0〜32px(2px 刻み)、初期値 0px |
| 上下の余白 | ブロックの上と下の外側に空ける余白 | 0〜48px(2px 刻み)、初期値 16px |
| ボタンの背景色 | カートに追加ボタンの背景色 | 初期値は透明 |
| ボタンの文字色 | カートに追加ボタンの文字色 | 初期値はテーマの文字色 |
ストアのテーマに合わせるなら、背景色と文字色はまず空欄のまま試し、ボタンの色と強調色だけをブランドカラーに合わせるのがおすすめです。
追加設定

追加のCSS … デザイン設定で足りない部分を CSS で上書きできます。ブラウザの検証機能で要素のクラス名を確認して書いてください。書いた CSS はこのブロックの中だけに効きます。
カートページのブロックの設定
カートページにブロックを置くと、カートに入れた商品のサイズや本数をその場で変えられます。このブロックは「テーマに追加」ボタンでは追加されないので、手動で追加します。
- テーマエディタの上部で「カート」テンプレートを選びます。
- 左のツリーで「ブロックを追加」を押し、「アプリ」から「シンプル量り売り|サイズ変更(カートページ)」を選びます。
- 右上の「保存」を押します。

カートにサイズ指定の商品が入っていると、商品ごとに入力欄と「サイズを変更」ボタンが出ます。

設定は商品ページのブロックと同じ「表示設定」「デザイン設定」「追加設定」で、違いは次の2つです。
- 価格表(サイズ別・数量帯別)を表示する … 初期値はオフです。行が多いと縦に長くなるため、通常はオフのままで構いません。
- ボタンの文言 … 「サイズを変更」ボタンの文言を変えます。空欄ならお客様の言語に合わせた文言です。
カートページでは、サイズ指定の商品の行だけテーマの数量ボタンが隠れます(本数の欄を出すルールでは、本数はブロックの欄で変えます)。
埋め込みアプリ(共通スクリプト)の設定
Horizon のように、カートアイコンを押すと横からカート(カートドロワー)が開くテーマでは、カートドロワーにブロックを置けません。そこで、カートドロワーのサイズ指定の商品の行では数量ボタンの代わりに「サイズを変更」リンクを出し、カートページの入力欄へ案内します。

これを動かすのが「シンプル量り売り|共通スクリプト」です。テーマエディタの左上の「埋め込みアプリ」のアイコンを押し、スイッチをオンにして保存してください。設定項目は「有効にする」の1つだけです。

- カートページにカートページのブロックが置かれていないストアでは、カートドロワーには何も足さず、数量ボタンもそのまま残します(リンク先でサイズを変えられないため)。
- 埋め込みアプリをオフにすると、カートページ以外のカートドロワーではリンクが出ず、数量ボタンも隠れません。
こんなときはこう設定する
生地を cm で注文してもらい、m 単価で売りたい
- 基本設定: 量の種類「長さ」、入力のさせ方「量をそのまま入力してもらう」、買い手が入力する単位「cm」、価格を決める単位「m」
- 価格の決め方: 「単価 × 量 + 基本料金」で1m の単価、カット代があれば基本料金に入れる
- 入力できる範囲: 最小 50、販売単位 10(10cm 単位)、丸め方「切り上げ」
- 同じ長さを何本も買う商品なら、「本数の入力欄を表示する」をオンにして、本数の見出しを「反」や「本」に
たくさん買うほど単価を下げたい
価格の決め方を「数量帯別の単価(区間テーブル)」にして、量の小さい順に区間を並べます。商品ページに区間の表と「◯% お得」が出るので、まとめ買いのきっかけになります。区間の単価は量の全体に掛かる点に注意してください。

床材・タイルを箱単位で売りたい
- 基本設定: 量の種類「面積」、入力のさせ方「量をそのまま入力してもらう」、単位はどちらも m²
- 入力できる範囲: 販売単位に1箱の面積(例: 2.2)、「販売単位を入数として、個数で販売する」をオン、1個の呼び名に「箱」
- 価格の決め方: 「単価 × 量 + 基本料金」で、単価に1箱の値段
オーダーカーテンをサイズ表どおりの価格で売りたい
- 基本設定: 量の種類「面積」、入力のさせ方「寸法を入力して掛け合わせる」、入力欄の見出しに「幅」「丈」
- 価格の決め方: 「価格表から引く(幅 × 高さ)」にして、価格表を貼り付け
- 入力できる範囲: 最小・最大を価格表の範囲に合わせる(範囲外のサイズを最初から入力させない)
柄違いの生地を、柄ごとに違う単価で売りたい
各商品(バリエーション)の価格に「1m あたりの単価」を設定し、価格の決め方で「商品の価格を使う」を選びます。ルールは1本で済みます。テーマの商品ページには1m あたりの価格が出るので、「テーマ側の表示を隠す」を必ず設定してください。
うまく表示されないときは
商品ページに入力欄が出ない
- ブロックを置いていない … 一覧に「公開中のテーマにサイズ入力欄が設置されていません」と出ていれば、ブロックがありません。設定画面の「テーマに追加」か、手動で追加してください。テーマを変更したときは、新しいテーマにも追加が必要です。
- その商品にルールが割り当てられていない … ブロックは、ルールを割り当てた商品でだけ表示されます。コレクションで割り当てた場合、後から追加した商品には反映されません。編集画面に「設定が反映されていない商品が ◯件あります」と出ていれば、「商品に反映し直す」を押してください。
- 別の商品テンプレートを使っている … 「テーマに追加」は「デフォルトの商品」テンプレートに追加します。商品に別のテンプレートを割り当てている場合は、そのテンプレートにも追加してください。
テーマの価格と、アプリの金額が両方出る
「テーマ側の表示を隠す」が未設定か、セレクタがテーマと合っていません。ブラウザの検証機能で価格・購入ボタンのクラス名を確かめて設定し直してください。
カートに入れたのに、チェックアウトで止められる
サイズを指定せずにカートに入った商品(テーマの購入ボタン・クイック追加・再注文など、入力欄を通らずに入ったもの)は、チェックアウトで「この商品はサイズの指定が必要です。商品ページでサイズを入力して、カートに入れ直してください。」と表示され、購入できません。通常の価格で売れてしまうのを防ぐための仕組みです。テーマの購入ボタンを隠し、クイック追加のある一覧ページでは注意してください。
ルールを変更して保存した後、変更前からカートに入っていた商品も同じように止まることがあります。その場合は、お客様に商品ページからカートに入れ直していただいてください。
入力した値と、カートに入った値が違う
販売単位を設定していると、入力した値は販売単位に合わせて丸められます(例: 123cm → 130cm)。入力欄から離れた時点で、丸めた後の値に書き換わります。
価格の計算が効かず、通常の価格で注文が入った
一覧に「価格の自動計算が有効になっていません」が出ていないか確認し、出ていれば「有効にする」を押してください。また、バンドルアプリなどカートの価格を変える別のアプリを同じ商品に使っていると、そちらが優先されることがあります。
よくある質問
在庫はサイズに合わせて減りますか?
減りません。Shopify の在庫は、入力されたサイズではなく注文された行の数だけ減ります。2.5m の注文でも在庫は 1 しか減りません(本数を 3 にした場合は 3 減ります)。在庫を量で管理している場合は、受注後に調整してください。
バリエーションは増えますか?
増えません。お客様が入力したサイズは注文の明細(「Length: 250 cm」など)に残り、価格だけがチェックアウトの時点で計算された金額に置き換わります。
お客様が金額を書き換えて安く買うことはできますか?
できません。金額はお客様のブラウザから送られた値を使わず、チェックアウトの時点で Shopify 上で計算し直されます。お客様が変えられるのはサイズだけで、そのサイズぶんの金額で請求されます。
コレクションページや検索結果の商品カードの価格はどうなりますか?
商品カードには、テーマが商品の価格をそのまま表示します(アプリのブロックは商品カードには表示されません)。「商品の価格を使う」のルールなら、Shopify 標準の「単位価格」を商品に設定すると、カードに「$18.00/m」のように表示できます。
定期購入の商品に使えますか?
使えません。Shopify の仕様で、定期購入の行には価格の計算を適用できないため、サイズ指定の商品は定期購入では購入できません(カートで止まります)。
注文の編集で数量やサイズを変えたら、金額も計算し直されますか?
計算し直されません。Shopify の注文編集には、このアプリの価格計算が適用されない仕様です。
1回の注文で、サイズ指定の商品をいくつまで入れられますか?
サイズ指定の商品の行は、1つのカートで12行までを目安にしてください。それを超えると価格の計算が時間内に終わらず、チェックアウトに進めなくなることがあります(本数を増やすのは行数に数えません)。
送料はサイズに合わせて変わりますか?
変わりません。送料は商品に設定した重量と配送設定で計算されます。
多言語のストアで使えますか?
使えます。商品ページの案内文(「数量」「合計」「カートに追加」など)は、お客様が見ている言語(20言語)で表示されます。ただし、計算ルールで入れた入力欄の見出し・本数の見出し・1個の呼び名と、テーマエディタで入れたボタンの文言は、入れたとおりにそのまま表示されます。
おわりに
シンプル量り売りを使うと、
- お客様が長さ・面積・体積・重さを入力するだけで、その場で金額が分かり、そのままカートに入れられる
- 単価・数量帯別の単価・幅×高さの価格表の3つから、商品に合った価格の決め方を選べる
- 床材の箱売りや、同じ長さのまとめ買いにも対応し、バリエーションは1つも増えない
という売り方ができます。生地・カーテン・床材・食品など、「量で売る」商品をそのまま Shopify で販売したいストアに向いています。
料金: 月額 $5.99(年額 $59.90)。インストール後 7 日間は無料でお試しいただけます。




