
Shopify でポイント付与を業種別に使い分ける|会員ポイントアプリとポイント移行の実務ガイド
目次
- はじめに
- まず知っておきたい:なぜ Shopify はポイント付与にアプリが要るのか
- ユースケース別:あなたのストアにはどのポイント設計が向くか
- このユースケースに応えるアプリ「会員ポイントアプリ Pro|お手軽ポイント付与」
- アプリのインストール手順
- アプリをテーマに追加(有効化)
- アプリの設定項目を理解する
- 業種別おすすめ設定例
- ポイント移行の進め方と落とし穴
- 関連施策との組み合わせ
- テーマのコード編集でポイント残高を表示する場合
- 運用のコツ
- よくある質問
- まとめ
- 参考記事
はじめに
EC の売上を伸ばす近道は、新規のお客様を増やすことだけではありません。小売 EC の平均リピート率は 30〜40%、化粧品や健康食品では約 50%、アパレルでも約 35% と言われ、売上の 8 割を 2 割の優良顧客が生むパレートの法則も EC で繰り返し観測されています。新規獲得は既存客のリピート促進に比べておよそ 5 倍のコストがかかるとも言われており、一度買ってくれたお客様にもう一度来てもらう仕組みこそ、利益率を守りながら売上を積み上げる現実的な手段です。
その仕組みの中心になるのが、Shopify での ポイント付与 です。ただし「化粧品ストアで定期リピートを促したい」「アパレルでまとめ買いを後押ししたい」「他モールから移ってきた顧客のポイントを引き継ぎたい」では、最適な設定もアプリの選び方も変わります。この記事は、よくある Shopify ポイント付与 のユースケースを業種・運用体制ごとに整理し、それぞれにどんな Shopify 会員ポイントアプリ の設定が向くのかを実務目線でまとめたガイドです。
そのうえで、ノーコードで業種別の運用に応えられるアプリ「会員ポイントアプリ Pro|お手軽ポイント付与」のインストール・設定手順、そして見落とされがちな ポイント移行 の進め方まで具体的に紹介します。
今回は以下の記事を参考にしています。
- Shopify にポイントプログラムを設置できる会員ポイントアプリ6選を紹介!
- Shopify でポイント付与・移行ができる会員ポイントアプリ5選!ポイントプログラムの導入方法を徹底解説
- 【Shppifyの会員ポイントアプリについてのご利用ガイド|CSV・キャンペーン・商品別ポイント等の対応した高機能なポイントアプリ
- Shopifyでカート追加時にクロスセルポップアップを表示できるアプリについて徹底解説
まず知っておきたい:なぜ Shopify はポイント付与にアプリが要るのか
ユースケースに入る前に、前提を一つだけ押さえておきます。Shopify には「ストアクレジット」や「ギフトカード」といった機能は標準で備わっていますが、購入金額の数%を自動でポイント付与し、次回の買い物でカートから割引として使うという、日本でなじみのあるポイント体験は標準機能だけでは作れません。会員ランク別の還元率、商品別の付与率、有効期限による失効管理も同様で、これらは専用アプリかテーマのコード自作でしか実現できません。
つまり Shopify ポイント付与 を「日本型のポイント運用」として動かしたいなら、入り口の選択は「どのアプリを、どんな設定で使うか」になります。ここからは、よくある運用シーン別に最適解を見ていきます。
ユースケース別:あなたのストアにはどのポイント設計が向くか
ポイントアプリ選びでまず分かれるのが、貯めたポイントの使い方です。市場のアプリは大きく次の 2 方式に分かれます。
- 直接割引型 … カートやチェックアウトで保有ポイントをそのまま割引として適用する方式(日本のお客様になじみが深い)
- クーポン交換型 … 貯めたポイントを一度割引クーポンに変換してから使う方式
「使うために買う」という再来店の動機づけを重視するなら、お客様が迷わない 直接割引型 が扱いやすく、後述の「会員ポイントアプリ Pro」もこの方式です。以下、この前提のうえで業種・体制別に設計の勘所を整理します。
化粧品・健康食品ストア:定期リピートを有効期限で後押しする
リピート率が約 50% と高い化粧品・健康食品では、消費サイクルに合わせて「次の購入前にポイントが目に入る」状態を作るのが効きます。有効期限を消費サイクルにそろえて設定し、失効予定ポイントをカートやマイページに表示しておくと、買い替えのタイミングで自然に再購入を促せます。筆者の実務感覚では、ここで還元率を上げるより、失効前の通知導線を整えるほうが費用対効果が高い場面が多いです。
アパレル・雑貨ストア:まとめ買いと客単価をキャンペーンで動かす
リピート率が約 35% のアパレルでは、季節セールやコーディネート提案と相性のよい 期間限定のポイントアップキャンペーン が主役になります。「あと少しでポイントが貯まる」「還元率が高いうちに買おう」という心理を、合計注文金額の条件付きキャンペーンで後押しすると、まとめ買いにつながります。商品別還元率を使えば、在庫を消化したいシーズン品だけ高還元にする、といった攻めた使い方もできます。
会員ランクで優良顧客を育てたいストア
購入累計に応じて顧客タグを付け替え、ランク別還元率で優遇する運用は、リピーター比率が利益を左右するストア全般に向きます。よく買ってくれるお客様に高い還元率を返すことでロイヤリティが高まり、優良顧客の離反防止につながります。会員ランク は顧客タグで制御できるため、既存のタグ運用とそのまま連動させられるのが実務上の利点です。
他サービスから乗り換える・ポイント移行が必要なストア
別プラットフォームや他社アプリからの移行で、既存ポイントの引き継ぎが必要なケースです。ここは見落としが多いので、後半の「ポイント移行の進め方と落とし穴」で実務手順をまとめて扱います。先に要点だけ言うと、専用の移行機能を明示的に備えるアプリは限られ、多くは CSV 一括付与で移行を代替します。会員ポイントアプリ Pro もこの CSV 方式で移行に対応します。
このユースケースに応えるアプリ「会員ポイントアプリ Pro|お手軽ポイント付与」
ここまで挙げた業種別の運用を、ノーコードで一通りカバーできるのが「会員ポイントアプリ Pro|お手軽ポイント付与」です。直接割引型でカート利用に対応し、会員ランク・商品別還元率・キャンペーン・CSV 一括処理まで備えるため、化粧品の有効期限運用からアパレルのキャンペーン運用、ポイント移行まで一つのアプリで完結します。
アプリの基本情報
- アプリ名:会員ポイントアプリ Pro|お手軽ポイント付与
- 料金:Basic Plan $59.99/月(または $599.90/年で 17% お得)、7 日間の無料体験あり
- 対応言語:日本語
- 主な機能:注文ごとのポイント自動付与、カートでのポイント利用、会員ランク、商品別還元率、ポイントアップキャンペーン、CSV 一括処理、分析
- 対応アカウント:従来型・新しいお客様アカウントの両方
日本の会社が開発し、管理画面もサポートも日本語というのは、ポイント運用のように細かな仕様の問い合わせが発生しやすい施策では実務上のメリットになります。
ポイント保有顧客を一覧で確認できる
ポイントを保有しているお客様の一覧を、管理画面でひと目で確認できます。顧客名・メールアドレス・顧客 ID で検索でき、誰がどれくらいポイントを持っているかをすぐ把握できます。移行直後に付与が正しく入ったかを確認する場面でも、この一覧が起点になります。

顧客詳細からポイントを調整できる
個別の顧客詳細画面から、ポイントの付与・剥奪を手動で調整できます。お問い合わせ対応やお詫びのポイント付与など、きめ細かな運用に対応でき、特定の付与履歴を単位にピンポイントで剥奪することも可能です。移行時の差分調整など「あとから 1 件だけ直したい」が起きやすい運用で重宝します。

会員ランク・商品別ポイント・対象外商品に対応
顧客タグに応じた会員ランクごとの還元率に加え、商品・コレクション・タグごとの個別還元率や、ポイント対象外商品の指定も可能です。基本還元率・会員ランク・商品別設定・キャンペーンの 4 段階で最終的な還元率が自動的に決まります。前述のアパレルの「シーズン品だけ高還元」や、ランク優遇の運用はここで設計します。

CSV で一括付与・剥奪・顧客エクスポートできる
CSV ファイルで複数のお客様へまとめてポイントを付与・剥奪できます。他システムからのポイント移行や、キャンペーン後の一括処理に便利です。顧客データのエクスポートにも対応しています。乗り換え時の移行は基本的にこの機能で進めることになります。

ポイントアップキャンペーンを作成できる
期間限定でポイントの加算率を上げるキャンペーンを作成できます。合計注文金額・対象コレクション・顧客タグなどの条件で対象を絞り込めます。アパレル・雑貨のまとめ買い促進は、ここを使うのが近道です。

ポイント効果を分析できる
付与・使用・失効の月別推移や、ポイント保有上位の顧客ランキングを分析画面で確認できます。化粧品ストアなら失効リスクの高い顧客を、この画面から絞り込んでフォロー配信のターゲットにできます。

アプリのインストール手順
以下の手順でアプリをインストールします。
-
Shopify 管理画面の左下にある「設定」をクリックします。

-
「アプリと販売チャネル」をクリックし、「Shopify App Store」へ移動します。

-
検索窓に「会員ポイントアプリ Pro」と入力し、表示されたアプリをクリックします。

-
アプリ詳細画面で「インストール」をクリックします。

-
権限の確認画面が表示されるので、内容を確認して「インストール」を完了します。

アプリをテーマに追加(有効化)
ポイント機能をストアフロントに表示するには、アプリブロックをテーマに追加します。アプリ管理画面のサイドバーにある「設定」ページを開くと、追加用のカードが並んでいます。

「カートページにポイントフォームを追加」カードで、テーマを選択して「テーマに追加」をクリックすると、テーマエディタが新しいタブで開きます。表示位置を確認して「保存する」をクリックすれば、カートページにポイント入力フォームが設置されます。直接割引型らしく、ここがお客様の「ポイントを使う」入り口になります。

同様に「マイページにポイント履歴を追加」カードから、従来型アカウントのマイページにポイント履歴テーブルを設置できます。

新しいお客様アカウントをご利用の場合は、「新しいお客様アカウントをご利用の方へ」カードの「チェックアウト設定を開く」から、プロフィールページに「会員ポイントアプリ Pro - ポイント残高」ブロックを追加します。新旧どちらのアカウント形態でも残高表示に対応している点は、移行を控えたストアには安心材料です。

アプリの設定項目を理解する
サイドバーの「ポイント設定」では、ポイントプログラムの基本ルールを設定します。

基本設定
- ポイント機能の有効化 … 各種設定を済ませたら「有効」に切り替えると、ストアフロントでポイント機能が動作します。アプリ導入後、まずは設定を整えてから有効化しましょう。
- 還元率(%) … 購入金額に対する基本の付与率です(初期値 1%)。
- ポイント計算方法 … ポイント計算のもとにする金額を「税込」「税抜」から選びます(初期値: 税込)。
- 有効期限(ヶ月) … 付与日から指定月数後にポイントが失効します(初期値 12 ヶ月)。化粧品の消費サイクル運用では、ここを商材に合わせて調整します。

還元率の計算ルール
最終的な還元率は、以下の 4 段階で自動的に決まります。
- 基本還元率 … すべての商品に適用される基本の率
- 会員ランク … 顧客タグが一致するランクの率(基本還元率より高ければ採用)
- 商品別設定 … 商品・コレクション・タグで個別指定した率
- キャンペーン … 上記で決まった率に、キャンペーンの加算率を上乗せ
例えば、基本 1%・VIP ランク 10%・商品別設定 5%・キャンペーン +3% の場合、VIP のお客様がその商品を購入すると、最も高い 10% にキャンペーン +3% を加えた 13% が適用されます。業種別の設計は、この 4 段階のどこを主役にするかの選択だと考えると見通しが良くなります。
対象外コレクション・会員ランク・商品別設定
ポイントを付与したくない商品は「ポイント付与対象外コレクション」で指定できます。

会員ランク設定では、顧客タグに応じて還元率を変えられます。優先順位を設定すれば、複数ランクに該当する場合の適用ルールも制御できます。

商品別ポイント設定では、商品・コレクション・タグ単位で個別の還元率を設定できます。

カートページのポイントフォームのカスタマイズ
カートページに設置するポイント入力フォームは、テーマエディタから細かくカスタマイズできます。「現在の保有ポイント」「獲得予定ポイント」「ポイントを使用する」ボタンなどの表示テキストや、ボタンの背景色・文字色、フォームのレイアウト(左寄せ・中央寄せ・右寄せ)、PC・SP の余白などを、ストアのデザインに合わせて調整できます。失効予定ポイントの表示有無やラベル、文字色も設定できるため、失効前の利用を促す表示も簡単に作れます。
マイページのポイント履歴のカスタマイズ
従来型アカウントのマイページに設置するポイント履歴テーブルは、タイトルやラベル、テーブルスタイル(シンプル・枠線あり・見出し強調)、各種カラー(ポイント増加色・減少色・警告色など)を設定できます。色を使い分けることで、お客様がポイントの増減をひと目で把握できるようになります。
業種別おすすめ設定例
化粧品・健康食品向け(消費サイクル重視)
- 還元率:1%(日本の一般的な還元率)
- 計算方法:税込
- 有効期限:商材の買い替えサイクルに合わせて調整(初期値 12 ヶ月を起点に)
失効予定ポイントの表示をオンにし、買い替え前に再来店を促す導線を作るのがポイントです。
アパレル・雑貨向け(まとめ買い・客単価重視)
- キャンペーン名:週末ポイント 5 倍キャンペーン
- 加算率:+4%(基本 1% と合わせて 5%)
- 期間:金曜 0:00 〜 日曜 23:59
- 条件:合計注文金額 5,000 円以上
シーズン品のコレクションに商品別還元率を重ねると、在庫消化と客単価アップを同時に狙えます。
優良顧客の育成を重視するストア向け(会員ランク)
- 一般会員(タグなし):1%
- シルバー会員(タグ: silver):3%
- ゴールド会員(タグ: gold):5%
- VIP 会員(タグ: vip):10%
購入金額の累計などに応じて顧客タグを付与すれば、ランクアップの仕組みを作れます。
ポイント移行の進め方と落とし穴
他サービスや他社アプリから乗り換えるストアで、最もつまずきやすいのが ポイント移行 です。会員ポイントアプリ Pro では CSV 一括付与で既存ポイントを取り込めますが、市場全体を見ても、専用の移行機能を明示的に持つアプリは限られ、多くは同じく CSV で移行を代替する形になっています。だからこそ、移行は「機能の有無」より「段取り」で成否が決まります。実務でよく出る注意点は次のとおりです。
- 付与予定(未確定)のポイントは移行できない … CSV に乗せられるのは確定済みの残高です。未確定分は移行後に旧サイト側の確定を待って差分付与する想定で進めます。
- 移行作業中はポイント機能が一時停止する … 繁忙期やセール期間を避け、お客様への影響が小さい時期に実施するのが安全です。
- 移行期間中に旧サイトで増減したポイントは自動反映されない … 移行のスナップショット後に発生した増減は、後日 CSV や顧客詳細画面で差分調整します。
- Shopify への顧客登録(顧客 ID の紐付け)が前提になる … CSV はメールアドレスや顧客 ID で紐付けるため、顧客データの移行が先に整っている必要があります。
- Shopify ではポイントとクーポンの併用ができない … 仕様上の制約のため、移行のお知らせと合わせてお客様にも案内しておくとトラブルを避けられます。
筆者の経験では、ここで一番効くのは「移行リハーサルを少数の顧客 CSV で先に流す」ことです。本番一括の前に数件だけ取り込み、保有顧客一覧で正しく反映されるかを確認しておくと、桁ずれや紐付けミスを本番前に潰せます。CSV の項目や運用の詳細は、冒頭で紹介したご利用ガイドも合わせて確認してください。
関連施策との組み合わせ
ポイントプログラムは、単体で運用するよりも、他の施策と組み合わせることで効果が高まります。
- ポイント移行との組み合わせ … 既存の顧客データや他システムのポイントがある場合は、CSV 一括付与を使ってポイントを移行できます。リニューアル時やアプリ乗り換え時も、お客様のポイントを引き継げます。
- クーポン・セールとの組み合わせ … セール期間にポイントアップキャンペーンを重ねることで、「今買うとお得」という訴求を強められます。
- メールマーケティングとの組み合わせ … 「失効予定ポイントがあります」というメールを送ることで、再来店を促せます。分析画面で失効リスクの高い顧客を把握し、ターゲットを絞った配信が可能です。
- 会員ランク・顧客タグ施策との組み合わせ … 顧客タグを使った会員ランクと連動させることで、優良顧客の育成施策を一貫して行えます。
テーマのコード編集でポイント残高を表示する場合
「まずは表示だけ自前で試したい」という方向けに、アプリを使わずにテーマのコードでポイント残高を表示する場合のサンプルコードを紹介します。ここでは、顧客のメタフィールドに保存したポイント残高を表示する例です。
実装の流れ
- 顧客(customer)に
custom.pointsというメタフィールドを用意する - テーマに表示用のスニペットを追加する
- CSS で見た目を整える
- JavaScript で数値を整形する
HTML(Liquid)を追加
{% comment %} sections/customer-points.liquid {% endcomment %}
{% if customer %}
<div class="member-points" data-points="{{ customer.metafields.custom.points | default: 0 }}">
<p class="member-points__label">現在の保有ポイント</p>
<p class="member-points__value">{{ customer.metafields.custom.points | default: 0 }} ポイント</p>
</div>
{% else %}
<p class="member-points__login">ログインするとポイントを確認できます。</p>
{% endif %}
CSS を追加
.member-points {
max-width: 480px;
margin: 16px auto;
padding: 16px 20px;
border: 1px solid #e0e0e0;
border-radius: 8px;
text-align: center;
}
.member-points__label {
font-size: 14px;
color: #555;
margin: 0 0 4px;
}
.member-points__value {
font-size: 24px;
font-weight: bold;
color: #1773b0;
margin: 0;
}
JavaScript を追加
document.addEventListener('DOMContentLoaded', () => {
const el = document.querySelector('.member-points');
if (!el) return;
const points = Number(el.dataset.points || 0);
const valueEl = el.querySelector('.member-points__value');
// 3桁区切りで表示する
valueEl.textContent = `${points.toLocaleString()} ポイント`;
});
コード実装の注意点
このサンプルは「ポイント残高を表示する」だけのものです。実際のポイントプログラムでは、注文ごとの自動付与、カートでの割引適用、有効期限による失効処理、会員ランクやキャンペーンによる還元率の計算など、複雑なロジックが必要になります。前半で触れたポイント移行のような運用も、コード実装では整合性の担保がさらに難しくなります。これらをすべて自前で実装し、データの整合性を保ち続けるのは現実的ではないため、本格的に運用するなら専用アプリの導入が無難です。
運用のコツ
- まずは無効の状態で設定を整える … ポイント機能を有効にする前に、還元率・有効期限・対象外コレクションなどを設定しておきましょう。
- 還元率は利益率とのバランスで決める … 高すぎる還元率は利益を圧迫します。原価率を踏まえて設定しましょう。
- 失効予定ポイントを表示して再来店を促す … カートやマイページに失効予定ポイントを表示することで、期限前の利用を促せます。
- 分析画面で効果を確認する … 付与・使用・失効の推移を見ながら、キャンペーンや還元率を改善していきましょう。
よくある質問
Q. ポイントはいつ付与されますか?
A. お客様が注文を確定(出荷)したタイミングで、設定した還元率に応じて自動で付与されます。
Q. 他のポイントシステムからポイントを移行できますか?
A. CSV 一括付与機能を使えば、既存のポイント残高をまとめて取り込めます。アプリの乗り換えやストアのリニューアル時にも、お客様のポイントを引き継げます。なお付与予定の未確定ポイントは移行できないため、確定後に差分付与する段取りで進めてください。
Q. ポイントとクーポンは併用できますか?
A. Shopify の仕様上、ポイントとクーポンの併用はできません。移行や告知の際にお客様へ案内しておくと安心です。
Q. 新しいお客様アカウントでもポイント履歴を表示できますか?
A. はい。専用の Customer Account UI 拡張で、プロフィールページにポイント残高・履歴を表示できます。
Q. ポイントの有効期限は設定できますか?
A. はい。付与日から指定月数後に失効するように設定できます(初期値 12 ヶ月)。キャンペーンごとに独自の有効期限を設定することも可能です。
Q. コーディングの知識は必要ですか?
A. 不要です。テーマエディタからワンクリックで設置でき、設定もすべて管理画面から行えます。
Q. 注文がキャンセル・返品された場合はどうなりますか?
A. 付与済みのポイントが自動で調整されます。
まとめ
この記事では、Shopify でポイント付与を業種・運用体制ごとに使い分ける視点から、会員ポイントアプリの選び方とポイント移行の実務を解説しました。要点は以下のとおりです。
- Shopify の標準機能だけでは、カート割引型のポイント体験や有効期限管理は構築できない
- ポイントの使い方は直接割引型とクーポン交換型に分かれ、再来店を促すなら直接割引型が扱いやすい
- 化粧品は有効期限、アパレルはキャンペーン、優良顧客育成は会員ランクと、業種ごとに主役にする設定が変わる
- 「会員ポイントアプリ Pro|お手軽ポイント付与」なら、ノーコードでこれらの業種別運用を一つのアプリでカバーできる
- ポイント移行は CSV で対応できるが、未確定ポイントや顧客紐付け、機能停止期間といった段取りの注意点を押さえることが成功の鍵
業種に合った設計で始めれば、ポイントはお客様の「また買いたい」を確実に後押しします。まずは 7 日間の無料体験から、自店のユースケースに当てはめて試してみてください。
参考記事
今回は以下の記事を参考にしています。







